浦安市の国民健康保険|令和8年度の保険料・減免・申請窓口を完全ガイド
浦安市は人口約17万人、千葉県北西部・東京湾岸の市です。
この記事では、令和8年度の最新料率にもとづく浦安市の国保税の計算方法、軽減制度、会社都合退職での特例軽減、窓口情報までまとめました。
浦安市は「保険料」ではなく「保険税」の市です。同じ千葉県の松戸市・習志野市は保険料なので、呼び方が分かれます。
もう1つの特徴が料率の組み立て方です。所得割の合計は11.28%と、松戸市(13.05%)・習志野市(13.81%)より1.8〜2.5ポイント低い一方、平等割は医療給付費分の24,400円と、この2市(18,000円・14,100円)より高く設定されています。
均等割の合計は1人47,700円(18歳以上・介護分なし)で、松戸市62,000円・習志野市61,180円より約1.4万円低くなります。
「所得割と均等割は軽め、世帯にかかる平等割は重め」——千葉の隣接3市のなかで、もっとも異なる設計です。
1. 浦安市の国民健康保険の概要
浦安市の国保は、勤務先の健康保険(社保)に加入していない方が対象です。自営業者、フリーランス、退職者、無職の方、パート・アルバイトで社保未加入の方、外国人住民などが該当します。
浦安市の保険料は3方式(所得割+均等割+平等割)で計算します。「平等割」は世帯単位でかかる定額部分で、世帯人数が少ないほど1人あたりの負担感が大きくなります。
浦安市は「保険税」方式です。市は「保険税は、世帯ごとに課税されます。世帯内の浦安市国民健康保険に加入しているすべての方について計算した税額を、世帯主あてにまとめて通知します」としています。
「社会保険の扶養のような考えは国保にはありません。加入者全員に対して保険税がかかります」と注意書きもあります。
平等割があるのは医療給付費分だけです。市は「平等割額は、世帯の人数にかかわらず1世帯につき課税される額で、全額医療給付費分に含まれます」と書いています。
月割課税です。「その年度のうちに国保に加入していない月がある場合は、その月の分を減額します」。
年間の税額を最大9回に分けて課税するため、「支払い月と国保の加入月は必ずしも一致しません。例:7月に納期が設定されている保険税(第1期)が7月分の保険税、というわけではありません」と市が明記しています。
国保のしくみそのものは国民健康保険の基礎知識まとめ、加入・脱退の手順は国民健康保険の加入手続き完全ガイドをあわせてどうぞ。
2. 保険料の計算方法|令和8年度の料率
| 区分 | 所得割率 | 均等割(1人年額) | 平等割(1世帯年額) | 賦課限度額 |
|---|---|---|---|---|
| 医療給付費分 | 6.66% | 17,400円 | 24,400円 | 670,000円 |
| 後期高齢者支援金分 | 2.60% | 12,000円 | ― | 260,000円 |
| 介護分(40〜64歳) | 1.80% | 16,000円 | ― | 170,000円 |
| 子ども・子育て支援金分 | 0.22% | 2,300円 (子ども分(子ども・子育て支援納付金分/令和8年度から)は均等割2,100円+18歳以上被保険者均等割200円=2,300円(18歳以上)です。市は「18歳未満の国保加入者(高校生年代まで)については、均等割額が全額軽減され、その軽減に要する費用を18歳以上の国保加入者に対して18歳以上被保険者均等割額として課税します」としています) | ― | 30,000円 |
- 所得割の計算ベースは「前年中の総所得金額等 - 基礎控除43万円」=基準総所得金額。加入者ひとりごとに計算して世帯で合算します。
- 40歳未満は医療給付費分・後期支援分・子ども分のみ。40歳以上65歳未満には介護分が加わります。
- 子ども分(子ども・子育て支援納付金分/令和8年度から)は均等割2,100円+18歳以上被保険者均等割200円=2,300円(18歳以上)です。市は「18歳未満の国保加入者(高校生年代まで)については、均等割額が全額軽減され、その軽減に要する費用を18歳以上の国保加入者に対して18歳以上被保険者均等割額として課税します」としています。申請は不要です。
- 年度途中の加入・脱退は月割り計算になります。
所得割の合計は11.28%(医療給付費分6.66%+後期支援金等分2.60%+介護納付金分1.80%+子ども分0.22%/40〜64歳)。千葉県の隣接市(松戸市13.05%・習志野市13.81%)より低めです。
平等割は医療給付費分の24,400円だけ。支援金分・介護分・子ども分にはありません。松戸市18,000円・習志野市14,100円と比べるとこの3市で最も高い平等割です。
均等割の合計は1人47,700円(医療17,400+支援金12,000+子ども2,300/40歳未満・18歳以上)。介護分16,000円が加わる40〜64歳は63,700円です。
18歳以上被保険者均等割は200円。松戸市140円・習志野市80円より高めですが、18歳未満の子ども分の均等割2,100円は全額軽減されます。
限度額の合計は113万円(医療67万+支援金26万+介護17万+子ども3万)。市は令和7年度の109万円から4万円上がったことを表で示しています。
浦安市は「所得割は低く、平等割は高い」設計——千葉の隣接3市で比べる
浦安市の令和8年度料率を、同じ千葉県北西部の松戸市・習志野市と並べてみます(いずれも令和8年度、各市公式ページの数字)。
| 項目 | 浦安市 | 松戸市 | 習志野市 |
|---|---|---|---|
| 課税方式 | 保険税 | 保険料 | 保険料 |
| 所得割合計(40〜64歳) | 11.28% | 13.05% | 13.81% |
| 均等割合計(18歳以上・介護分なし) | 47,700円 | 62,000円 | 61,180円 |
| 平等割(医療分のみ) | 24,400円 | 18,000円 | 14,100円 |
| 所得ゼロ・40歳未満単身の年額(軽減前) | 56,100円 | 62,000円 | 58,780円 |
最下段は、均等割合計と平等割を足した軽減前の固定部分です(浦安市 47,700+24,400=56,100円/松戸市 62,000円/習志野市 58,780円は、それぞれ各市の令和8年度料率から計算)。3市のなかで浦安市が最も安いことになります。
所得割率の差も大きく、たとえば課税対象所得(基礎控除後)が300万円で40〜64歳なら、所得割は浦安市が約33.8万円(11.28%)、松戸市が約39.2万円、習志野市が約41.4万円です。所得が高い世帯ほど浦安市の低さが効いてきます。
世帯人数が増えると均等割の差はさらに開き、1人増えるごとに浦安市は約1.4万円安い計算です。
注意したいのは、これは令和8年度単年の比較だということです。習志野市は令和11年度までの段階的引き上げを公表しており、浦安市も令和8年度は子ども・子育て支援金分が新設された年です。市は制度が令和10年度まで段階的に構築されるため、料率が毎年変わる可能性があると案内しています。
世帯人数別に見る「軽減前の固定部分」——所得ゼロ・全員40歳未満の場合
平等割が高く均等割が低い設計は、世帯人数によって有利・不利が変わります。所得割を除いた均等割+平等割だけ(軽減前、18歳未満の子ども分均等割は全額軽減として除外、介護分なし)を、各市の令和8年度料率から計算しました。
| 世帯 | 浦安市 | 松戸市 | 習志野市 |
|---|---|---|---|
| 単身(18歳以上1人) | 56,100円 | 62,000円 | 58,780円 |
| 夫婦(18歳以上2人) | 119,800円 | 142,000円 | 136,460円 |
| 夫婦+18歳未満の子1人 | 149,200円 | 184,000円 | 179,160円 |
計算の中身は、浦安市の夫婦が47,700円×2人+24,400円=119,800円、子が1人増えると医療17,400円+支援金12,000円=29,400円が加わって149,200円です(子ども分の均等割2,100円は全額軽減)。松戸市は子1人で医療27,000円+支援金15,000円=42,000円、習志野市は26,300円+16,400円=42,700円が加わります。
つまり子どもが増えるほど浦安市の有利さは広がる構造です(単身で約2,700〜5,900円差 → 子1人の3人世帯で約3万円差)。実際の税額はここに所得割が乗り、さらに7割・5割・2割軽減や未就学児の軽減で下がります。あくまで料率の設計を比べるための数字です。
なお、介護分(40〜64歳)は浦安市が均等割16,000円・所得割1.80%で、松戸市(18,000円・2.26%)・習志野市(16,500円・2.60%)と並べても所得割が最も低い水準です。
令和8年度の変更点は「限度額」「軽減基準」「子ども分」の3つ
浦安市は令和7年度と令和8年度の違いを、ページ上で表にして示しています。整理すると次の3点です。
- 賦課限度額:医療給付費分66万円→67万円、子ども・子育て支援納付金分3万円を新設。合計は109万円→113万円
- 軽減判定所得:5割軽減の加算額が30.5万円→31万円、2割軽減が56万円→57万円(地方税法施行令の改正を受けたもの)
- 子ども・子育て支援納付金分の新設:所得割0.22%、均等割2,100円、18歳以上被保険者均等割200円
軽減基準が引き上げられたため、令和7年度は軽減に届かなかった世帯が令和8年度に2割・5割軽減へ入ることがあります。前年の所得が微妙に基準を超えていた方は、通知書の軽減欄を確認してください。
【計算例1】40歳夫婦+子ども2人(うち1人は未就学児)/世帯所得300万円
所得はすべて夫(40歳)のものとして計算します。基準総所得金額 = 300万円 - 43万円 = 257万円
- 医療分: 所得割 171,162円 + 均等割 60,900円 + 平等割 24,400円 ⇒ 256,462円
- 後期支援分: 所得割 66,820円 + 均等割 42,000円 ⇒ 108,820円
- 介護分: 所得割 46,260円 + 均等割 32,000円 ⇒ 78,260円
- 子ども分: 所得割 5,654円 + 均等割 4,600円 ⇒ 10,254円
合計: 年間 約453,796円(月あたり約37,800円)
この世帯の総所得金額等は300万円。2割軽減の判定基準は「43万円+57万円×4人=271万円」なので、低所得軽減には届きません。
【計算例2】40歳単身/年収300万円(給与所得202万円)
基準総所得金額 = 202万円 - 43万円 = 159万円
- 医療分: 所得割 105,894円 + 均等割 17,400円 + 平等割 24,400円 ⇒ 147,694円
- 後期支援分: 所得割 41,340円 + 均等割 12,000円 ⇒ 53,340円
- 介護分: 所得割 28,620円 + 均等割 16,000円 ⇒ 44,620円
- 子ども分: 所得割 3,498円 + 均等割 2,300円 ⇒ 5,798円
合計: 年間 約251,452円(月あたり約21,000円)
単身世帯でも平等割が合計で年24,400円のってきます。平等割のない自治体(横浜市や東京23区など)と比べると、この分がまるごと差になります。
【計算例3】会社都合で退職した40歳単身/前年の給与収入400万円
ここが一番お金の動くところです。給与収入400万円=給与所得276万円の方が、倒産・解雇などで離職したケース。
軽減を届け出なかった場合(基準総所得金額 276万-43万=233万円)
- 医療分 196,978円 / 後期支援分 72,580円 / 介護分 57,940円 / 子ども分 7,426円 ⇒ 合計 約334,924円
非自発的失業者の軽減を届け出た場合(給与所得を100分の30に圧縮:276万×30%=82.8万円 → 基準総所得金額 39.8万円)
- 判定所得も82.8万円に下がるため均等割・平等割の2割軽減もあわせて適用されます(2割軽減の基準=43万+57万×1人=100万円以下)
- 医療分 59,947円 / 後期支援分 19,948円 / 介護分 19,964円 / 子ども分 2,716円 ⇒ 合計 約102,574円
差額は年間およそ23万2千円。届出書1枚でこれだけ違います。浦安市が対象者を自動で拾ってくれるわけではないので、心当たりのある方は窓口へ。
(注)上記は本記事による概算です。正確な金額は浦安市公式の保険料試算でご確認ください。退職直後で任意継続と迷っている方は任意継続 vs 国民健康保険もどうぞ。
3. 賦課限度額(保険料の上限)
- 医療給付費分 670,000円 / 後期支援分 260,000円 / 介護分 170,000円 / 子ども分 30,000円
- 世帯合計の最大値: 年113万円(1,130,000円)
所得がどれだけ高くてもここで頭打ちです。
4. 浦安市の軽減・減免制度
制度は自動で適用されるものと申請しないと適用されないものに分かれます。取りこぼしが起きるのはいつも後者です。
4-1. 低所得世帯の軽減(7割・5割・2割)|自動適用
| 軽減率 | 世帯の総所得金額等が以下の額以下 |
|---|---|
| 7割軽減 | 43万円 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1) |
| 5割軽減 | 43万円 + 31万円×被保険者数 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1) |
| 2割軽減 | 43万円 + 57万円×被保険者数 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1) |
軽減されるのは均等割と平等割です。所得割は対象外。収入がない方も住民税の申告をしないと軽減判定が回りません。「無職なのに保険料が高い」の原因はたいていこれです(無職の人の国民健康保険)。
4-2. 未就学児の均等割5割軽減|自動適用
未就学児(小学校入学前)の均等割が所得制限なく一律5割軽減。低所得軽減との併用ができ、7割軽減世帯の未就学児は合わせて8.5割軽減になります。申請不要。
4-3. 子ども・子育て支援金分の18歳未満軽減|自動適用
令和8年度に新設された子ども・子育て支援金分は、子ども分(子ども・子育て支援納付金分/令和8年度から)は均等割2,100円+18歳以上被保険者均等割200円=2,300円(18歳以上)です。市は「18歳未満の国保加入者(高校生年代まで)については、均等割額が全額軽減され、その軽減に要する費用を18歳以上の国保加入者に対して18歳以上被保険者均等割額として課税します」としています。子ども本人の負担は実質ゼロです。申請不要。
4-4. 非自発的失業者の保険料軽減|要申請
倒産・解雇・雇止めなどで離職し、雇用保険の「特定受給資格者」または「特定理由離職者」に該当する離職時65歳未満の方は、前年の給与所得を100分の30として計算します。計算例3のとおり、効き目が別格の制度です。
- 軽減期間: 離職日の翌日から翌年度末まで(最大2年分)
- 離職理由コード: 特定受給資格者=11・12・21・22・31・32/特定理由離職者=23・33・34
- 必要書類: 雇用保険受給資格者証(または受給資格通知)の写し、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの
- 届出先: 浦安市役所2階 国保年金課窓口(給付係 047-712-6829)
- 注意: 届け出ないと適用されません。自己都合退職は対象外です
会社都合で離職された方は、前年の給与所得を100分の30とみなして計算する非自発的失業者の軽減が使えます。
対象は離職時65歳未満で、雇用保険の特定受給資格者または特定理由離職者として基本手当の受給資格をお持ちの方です。市は離職理由コードも公開しています。特定受給資格者は11・12・21・22・31・32、特定理由離職者は23・33・34です。
特例受給資格者(短期雇用者の一時金を受ける方)は対象外と市は明記しています。
軽減期間は「失業した日の翌日からその翌年度末まで」。給与収入以外の収入は軽減対象になりません。世帯のほかの被保険者の所得は通常どおりです。
申請には雇用保険受給資格者証(または受給資格通知)の原本が必要で、「(仮)」のものは申請できません。紛失時はハローワークへ、と市が案内しています。
職場の健康保険に入り直して国保を抜けても、再び国保に戻ったときに軽減期間が残っていれば適用されるので、必ず申し出てください。再離職で雇用保険の受給資格が新たに生じた場合は期間を再判定します。
書類の書き方まで含めた手順は失業したときの国保「軽減措置」完全ガイドで解説しています。
4-5. 産前産後期間の保険料軽減|要届出
出産する国保被保険者がいる世帯は、対象者の所得割額と均等割額について、出産予定月(または出産月)の前月から翌々月までの4か月分(多胎妊娠は3か月前から6か月分)が軽減されます。妊娠85日以上の出産(死産・流産・早産を含む)が対象で、出産予定日の6か月前から届出可能。産前産後の免除・軽減制度もどうぞ。
4-6. 浦安市の減免制度|要申請
浦安市の軽減制度は所得に応じた7割・5割・2割軽減と未就学児の均等割5割軽減、18歳未満の子ども分均等割の全額軽減が自動適用され、非自発的失業・産前産後などは申請が必要です。
| 種類 | 主な要件 | 減免内容・手続き |
|---|---|---|
| 所得に応じた軽減 (申請不要/要・所得申告) | ①7割:43万円+10万円×(給与所得者数等の数-1)以下/②5割:上記+31万円×被保険者数以下/③2割:上記+57万円×被保険者数以下 | 均等割額と平等割額を軽減。市は「前年の所得が不明な方はこの軽減を受けられません」としています |
| 未就学児の均等割5割軽減 (申請不要) | 6歳未満および今年度6歳になる被保険者 | 均等割額の半額を軽減。所得に応じた軽減にも該当する場合は軽減後の均等割額の半額を軽減 |
| 18歳未満の子ども分均等割の全額軽減 (申請不要) | 18歳に達する日以後の最初の3月31日以前(高校生年代まで)の加入者 | 子ども・子育て支援納付金分の均等割2,100円が全額軽減。その費用は18歳以上被保険者均等割200円として18歳以上が負担 |
| 非自発的失業者の軽減 (要申請) | 離職時65歳未満で、離職理由コード11・12・21・22・31・32または23・33・34 | 前年の給与所得を100分の30として算定。離職日の翌日から翌年度末まで。国保年金課(市役所2階)で申請 |
| 産前産後期間の減額 (要届出) | 出産予定日または出産した日の属する月の前月から4か月間の方 | 出産する方の産前産後期間にかかる所得割額と均等割額を減額 |
| 後期高齢者医療制度への移行に伴う減額 (要手続き) | 国保に残る加入者が1人となる世帯/社保の被扶養者だった65歳以上の新規加入者 | 残る1人世帯の平等割額を軽減/被扶養者だった方の保険税を減免 |
| 災害・収入減少による減免 (要申請・納期限まで) | 火災・風水害・震災など、特別な理由で収入が著しく減少し、全額負担が困難な世帯 | 減免を申請。納期限までに理由を証明する書類を添えて国保年金課へ |
浦安市の令和8年度の軽減判定は、5割軽減の加算額が30.5万円→31万円、2割軽減が56万円→57万円に引き上げられています(市が令和7年度と並べて公開)。7割軽減の基準(43万円+10万円×(給与所得者数等の数-1))は変わりません。
例えば単身世帯なら、2割軽減の上限は43万円+57万円=100万円(給与所得者等が1人の場合)です。所得がない方や少ない方も、扶養されていなければ市県民税の申告をしておかないと軽減判定を受けられません。
保険料が重いと感じたときの選択肢は保険料が高い・払えないときのガイドもあわせて。
4-7. 払えないときは滞納する前に相談
滞納すると督促 → 延滞金 → 財産の差押えと段階的に進みます。滞納してから相談するより、滞納する前に相談したほうが選べる手が多い。分割納付や徴収猶予の相談ができます(払えない・滞納したときの対処法)。
5. 納付方法
- 口座振替(みずほ銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行。申込み後1〜2か月かかる)
- モバイルレジ(スマホアプリでバーコード読取。インターネットバンキング/クレジットカード)
- コンビニ納付(バーコード付き納付書のみ)
- 納付書による金融機関窓口払い(市役所2階の京葉銀行など)
浦安市の納付方法は市の納付ページで4種類に整理されています。
口座振替は開始まで申込み後1〜2か月かかるため、それまでは納付書で納めるよう市が案内しています。金融機関での申込みは翌月(ゆうちょ銀行のみ翌々月)の納期から、郵送申込みは市に到着した翌々月の納期から引き落としです。
国保年金課での申込みでは、生体認証・ICカードやナンバーレスカードは利用できません(磁気付きキャッシュカードが必要)。
モバイルレジは納付書1枚30万円以上は利用不可で、クレジット納付の決済手数料(1〜5,000円は27円、5,001〜1万円は82円、1万1円〜2万円は165円など)は本人負担です。インターネットバンキング納付は手数料がかかりません。
年間の税額は最大9回に分けて課税されます。
6. 加入・脱退の手続き
6-1. 加入手続き(事由発生から14日以内)
| 事由 | 必要書類 |
|---|---|
| 会社を退職した | 健康保険資格喪失証明書、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの |
| 他市区町村から転入 | 本人確認書類、マイナンバーがわかるもの(転入届と同時に手続き可) |
| 子どもが生まれた | 本人確認書類、母子健康手帳 |
| 生活保護が廃止された | 保護廃止(停止)通知書、本人確認書類 |
6-2. 脱退手続き(事由発生から14日以内)
| 事由 | 必要書類 |
|---|---|
| 就職して社保に加入した | 新しい健康保険の資格確認書等、国保の保険証・資格確認書、本人確認書類 |
| 他市区町村へ転出 | 本人確認書類(転出届と同時に手続き可) |
| 生活保護の受給開始 | 保護決定通知書、本人確認書類 |
| 死亡 | 本人確認書類、死亡を確認できる書類 |
脱退の届出を忘れると国保料の請求が止まりません。社保と国保の二重払いになって、あとから還付手続きに走ることになります。就職時は就職したときの脱退手続き完全ガイド、引っ越し時は引っ越したときの手続き完全ガイドを参照してください。
7. 浦安市の国保窓口一覧
国保税の計算・軽減の相談は浦安市 国保年金課(市役所2階)が窓口です。保険税係と給付係で電話が分かれています。
| 窓口 | 連絡先 | 主な業務 |
|---|---|---|
| 国保年金課 保険税係 〒279-8501 千葉県浦安市猫実一丁目1番1号(市役所2階) | TEL:047-712-6280 | 保険税の算定・賦課、所得に応じた軽減、減免の相談 |
| 国保年金課 給付係 (市役所2階) | TEL:047-712-6829 | 非自発的失業者の軽減申請、産前産後期間の減額、加入・脱退 |
平等割は医療給付費分の24,400円だけ。支援金分・介護分・子ども分にはありません。
非自発的失業の軽減は、雇用保険受給資格者証(「仮」でないもの)の原本持参で市役所2階の窓口へ。
納付は最大9回。支払い月と加入月は一致しません。
8. よくある質問(浦安市の国保)
Q1. 浦安市の平等割はいくらですか?
A. 24,400円(医療給付費分のみ)です。後期高齢者支援金等分・介護納付金分・子ども・子育て支援納付金分には平等割がありません。
市は「平等割額は、世帯の人数にかかわらず1世帯につき課税される額で、全額医療給付費分に含まれます」と書いています。
同じ千葉県の松戸市は18,000円、習志野市は14,100円で、浦安市はこの3市で最も高い平等割です。
そのぶん均等割は47,700円(18歳以上・介護分なし)と低めで、松戸市(62,000円)・習志野市(61,180円)より約1.4万円安くなっています。
単身世帯の軽減前の固定部分は、浦安市56,100円・習志野市58,780円・松戸市62,000円で、浦安市が最も低い計算です。
Q2. 浦安市は国保「税」ですか、「料」ですか?
A. 「保険税」です。市のページも「国民健康保険税」の名称で、令和8年度も医療給付費分・後期高齢者支援金等分・介護納付金分・子ども・子育て支援納付金分の4区分で課税します。
隣の松戸市・習志野市は「保険料」なので、千葉県内でも呼び方が分かれます。
Q3. 令和8年度の賦課限度額はいくらですか?
A. 合計113万円です。医療給付費分67万円・後期支援金等分26万円・介護納付金分17万円・子ども・子育て支援納付金分3万円。
令和7年度は109万円(医療66万円)で、医療分が1万円上がり、子ども分3万円が新設されて4万円増えました。
Q4. 18歳未満の子どもの国保税はいくらですか?
A. 子ども・子育て支援納付金分の均等割2,100円は全額軽減されます(高校生年代まで)。
ただし医療給付費分の均等割17,400円と後期支援金等分の均等割12,000円はかかります(所得に応じた軽減・未就学児の軽減は別途適用)。
軽減に要する費用は、18歳以上被保険者均等割200円として18歳以上の加入者が負担しています。
Q5. 納期はいつですか?何回払いですか?
A. 年間の保険税を最大9回に分けて課税します。市は「7月に納期が設定されている保険税(第1期)が7月分の保険税、というわけではありません」と注意しています。
年度の途中で加入・脱退した場合は、加入していない月の分が減額されます。
Q6. 令和7年度から令和8年度で何が変わりましたか?
A. 市の公開表で確認できる変更は3点です。
①賦課限度額:合計109万円→113万円(医療66万→67万円、子ども分3万円を新設)
②軽減判定所得:5割軽減の加算額30.5万円→31万円、2割軽減56万円→57万円
③子ども・子育て支援納付金分の新設(所得割0.22%・均等割2,100円・18歳以上200円)。
軽減基準の引き上げで、令和7年度は対象外だった世帯が軽減に入る場合があります。
Q7. 子どもが増えると浦安市は松戸市・習志野市より有利ですか?
A. 料率上はその傾向があります。所得ゼロ・全員40歳未満の軽減前の固定部分で比べると、夫婦+18歳未満の子1人の3人世帯は浦安市149,200円、習志野市179,160円、松戸市184,000円です。
子が1人増えるごとに浦安市は29,400円、習志野市は42,700円、松戸市は42,000円が加わるためです(子ども分の均等割は全額軽減)。
ただし実際の税額は所得割や軽減で変わります。
Q8. 自動で適用される軽減と、申請が必要なものの違いは?
A. 自動適用=低所得の軽減(7割・5割・2割)、未就学児の5割軽減、18歳未満の子ども分軽減。要申請=非自発的失業軽減、産前産後軽減、所得に応じた軽減
(申請不要/要・所得申告)・未就学児の均等割5割軽減
(申請不要)・18歳未満の子ども分均等割の全額軽減
(申請不要)・非自発的失業者の軽減
(要申請)・産前産後期間の減額
(要届出)・後期高齢者医療制度への移行に伴う減額
(要手続き)・災害・収入減少による減免
(要申請・納期限まで)などの減免です。効き目の大きいものほど申請制——ここがミソです。
Q9. 退職後、国保の加入手続きはいつまでに?
A. 退職日の翌日から14日以内に浦安市 国保年金課(市役所2階/047-712-6829)で。14日を過ぎても加入義務は退職日の翌日にさかのぼるので、手続きが遅れた分の保険料もまとめて請求されます。得はひとつもないので早めに。
9. まとめ|浦安市の国保で押さえるべきポイント
- 浦安市は3方式(所得割+均等割+平等割)。令和8年度の料率は医療給付費分6.66%・後期支援分2.60%・介護分1.80%・子ども分0.22%
- 均等割は医療給付費分17,400円・後期支援12,000円・介護16,000円・子ども2,300円、平等割は合計で年24,400円。賦課限度額は世帯合計で年113万円
- 所得割11.28%は千葉の隣接3市で最も低い(松戸13.05%・習志野13.81%)
- 平等割24,400円は医療分のみ。この3市では最も高い
- 均等割は47,700円(18歳以上・介護分なし)。松戸市・習志野市より約1.4万円低い
- 18歳未満の子ども分均等割は全額軽減、18歳以上が200円を負担
- 限度額は113万円(令和7年度109万円から4万円増)
- 会社都合退職なら非自発的失業軽減。年23万2千円ほど変わることもあるのに届け出ないと1円も安くならない
- 収入がない年も住民税の申告を。しないと軽減判定が回りません
- 窓口は浦安市 国保年金課(市役所2階/047-712-6829)
出典・参考:
・浦安市公式:令和8年度国民健康保険税
・浦安市公式:国民健康保険税の納付方法
・浦安市公式:非自発的失業者の国民健康保険税軽減
・浦安市公式:国民健康保険税の試算シミュレーション
※本記事は2026年8月時点の令和8年度制度・料率に基づいています。最新の情報は浦安市公式サイトでご確認ください。