宮城県 富谷市の国民健康保険|保険料・減免・申請窓口まとめ

富谷市の国民健康保険|令和8年度の保険税・減免・申請窓口を完全ガイド

富谷市は宮城県の中部、仙台市の北に接する市です。仙台のベッドタウンとして発展し、2016年に町から市になりました。
この記事では、令和8年度の最新税率にもとづく富谷市の国保税の計算方法、軽減・減免制度、納付方法、窓口情報をまとめました。市の公式ページ(2026年7月21日更新)に載っている数字をそのまま使い、計算例は当サイトで検算しています。
令和8年度の所得割は医療給付費分5.5%・後期高齢者支援金分1.65%・介護納付金分1.75%・子ども・子育て支援金分0.27%で、40〜64歳の方の合計は9.17%、40歳未満と65歳以上は7.42%です。均等割は1人あたり合計40,781円(18歳以上・介護分を含む)、平等割は1世帯あたり合計34,570円です。
富谷市の特徴は、国保税が「コンビニ・スマホ決済では納められない」こと、旧被扶養者(75歳到達で家族が後期高齢者医療に移った65歳以上の人)の減免が条例で用意されていること、そして令和8年度から子ども・子育て支援金分が加わり、課税限度額が109万円から113万円になったことです。さらに令和8年8月診療分から高額療養費の限度額が変わっており、市が表で公開しています。

1. 富谷市の国民健康保険の概要

富谷市の国保は、勤務先の健康保険(社保)に加入していない方が対象です。自営業者、フリーランス、退職者、無職の方、パート・アルバイトで社保未加入の方、外国人住民などが該当します。

富谷市の保険税は3方式(所得割+均等割+平等割)で計算します。「平等割」は世帯単位でかかる定額部分で、世帯人数が少ないほど1人あたりの負担感が大きくなります。

富谷市は「保険料」ではなく「保険税」方式で、4区分すべてが3方式(所得割+均等割+平等割)です。市の税率表には資産割の欄がなく、固定資産税額から計算する資産割は課されません。
市は課税の仕組みを次のように説明しています。「世帯の国民健康保険加入者ごとに、(1)医療給付費分、(2)後期高齢者支援金分、(3)介護納付金分、(4)子ども・子育て支援金分をそれぞれ計算し、世帯単位で合算した金額が年税額となり、世帯主に課税となります」。介護納付金分は40歳以上65歳未満の人だけが対象です。
課税の元になる「前年中の所得」は、加入者一人ごとに前年(令和7年1月〜12月)の所得から基礎控除(最大43万円)を引いた額を、世帯内で合計したものです。未申告の人や海外から転入した人は申告が必要です。
また、1月2日以降に富谷市へ転入した人は、前年の所得を市が把握できないため、前の住所地に照会します。確認に時間がかかるときは、まず均等割と平等割だけの納入通知書が届き、後日に決定(更正)通知書で税額が変わります。

国保のしくみそのものは国民健康保険の基礎知識まとめ、加入・脱退の手順は国民健康保険の加入手続き完全ガイドをあわせてどうぞ。

2. 保険税の計算方法|令和8年度の料率

令和8年度 富谷市国民健康保険税 料率
区分所得割率均等割(1人年額)平等割(1世帯年額)賦課限度額
医療給付費分5.50%22,700円20,200円670,000円
後期高齢者支援金分1.65%7,300円6,600円260,000円
介護分(40〜64歳)1.75%9,500円7,000円170,000円
子ども・子育て支援金分0.27%1,281円
(子ども・子育て支援金分の均等割1,281円は、1,199円+「18歳以上均等割」82円の合計です。市は「18歳未満(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの期間)の加入者分は10割軽減」としており、18歳未満の子どもは均等割がかかりません(所得割・平等割770円は軽減されません))
770円30,000円
  • 所得割の計算ベースは「前年中の総所得金額等 - 基礎控除43万円」=基準総所得金額。加入者ひとりごとに計算して世帯で合算します。
  • 40歳未満は医療給付費分・後期支援分・子ども分のみ。40歳以上65歳未満には介護分が加わります。
  • 子ども・子育て支援金分の均等割1,281円は、1,199円+「18歳以上均等割」82円の合計です。市は「18歳未満(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの期間)の加入者分は10割軽減」としており、18歳未満の子どもは均等割がかかりません(所得割・平等割770円は軽減されません)。申請は不要です。
  • 年度途中の加入・脱退は月割り計算になります。

所得割の合計は9.17%(医療給付費分5.5%+後期高齢者支援金分1.65%+介護納付金分1.75%+子ども・子育て支援金分0.27%/40〜64歳)。40歳未満と65歳以上は介護分がないため7.42%です。

均等割の合計は1人40,781円(医療22,700+後期支援7,300+介護9,500+子ども1,281)。40歳未満・65歳以上は介護分を除いた31,281円、18歳未満は子ども分が全額軽減されるので介護分もなければ30,000円(22,700+7,300)です。

平等割の合計は1世帯34,570円(医療20,200+後期支援6,600+介護7,000+子ども770)。介護分の対象者がいない世帯は27,570円になります。

課税限度額の合計は113万円(医療670,000+後期支援260,000+介護170,000+子ども30,000)。令和7年度の109万円から4万円上がりました(医療分が66万円→67万円、子ども分3万円が新設)。

市の試算シート(Excel)が使えます。ただしすでに世帯内の誰かが国保に加入している場合や、加入予定者に年度内に40歳・65歳・75歳になる人がいる場合は正しく反映されないため、税務課保険税担当(022-358-3164)への問い合わせが案内されています。

令和7年度→令和8年度 課税限度額の変更(富谷市公式の計算方法ページより)
賦課区分令和7年度令和8年度比較
医療給付費分66万円67万円+1万円
後期高齢者支援金分26万円26万円変更なし
介護納付金分17万円17万円変更なし
子ども・子育て支援金分なし3万円新設(+3万円)
合計109万円113万円+4万円

市は令和8年度の改正点として、①子ども・子育て支援金分の加算、②賦課限度額の引き上げ、③5割・2割軽減の判定基準の見直しの3点を挙げています。5割判定は43万円+被保険者数×31万円、2割判定は43万円+被保険者数×57万円(いずれも給与所得者等が2人以上なら10万円×(人数−1)を加算)です。
なお、令和8年度の保険税の通知日は令和8年7月16日でした。

【計算例1】40歳夫婦+子ども2人(うち1人は未就学児)/世帯所得300万円

所得はすべて夫(40歳)のものとして計算します。基準総所得金額 = 300万円 - 43万円 = 257万円

  • 医療分: 所得割 141,350円 + 均等割 79,450円 + 平等割 20,200円 ⇒ 241,000円
  • 後期支援分: 所得割 42,405円 + 均等割 25,550円 + 平等割 6,600円 ⇒ 74,555円
  • 介護分: 所得割 44,975円 + 均等割 19,000円 + 平等割 7,000円 ⇒ 70,975円
  • 子ども分: 所得割 6,939円 + 均等割 2,562円 + 平等割 770円 ⇒ 10,271円

合計: 年間 約396,801円(月あたり約33,100円)

この世帯の総所得金額等は300万円。2割軽減の判定基準は「43万円+57万円×4人=271万円」なので、低所得軽減には届きません。

【計算例2】40歳単身/年収300万円(給与所得202万円)

基準総所得金額 = 202万円 - 43万円 = 159万円

  • 医療分: 所得割 87,450円 + 均等割 22,700円 + 平等割 20,200円 ⇒ 130,350円
  • 後期支援分: 所得割 26,235円 + 均等割 7,300円 + 平等割 6,600円 ⇒ 40,135円
  • 介護分: 所得割 27,825円 + 均等割 9,500円 + 平等割 7,000円 ⇒ 44,325円
  • 子ども分: 所得割 4,293円 + 均等割 1,281円 + 平等割 770円 ⇒ 6,344円

合計: 年間 約221,154円(月あたり約18,400円)

単身世帯でも平等割が合計で年34,570円のってきます。平等割のない自治体(横浜市や東京23区など)と比べると、この分がまるごと差になります。

【計算例3】会社都合で退職した40歳単身/前年の給与収入400万円

ここが一番お金の動くところです。給与収入400万円=給与所得276万円の方が、倒産・解雇などで離職したケース。

軽減を届け出なかった場合(基準総所得金額 276万-43万=233万円)

  • 医療分 171,050円 / 後期支援分 52,345円 / 介護分 57,275円 / 子ども分 8,342円 ⇒ 合計 約289,012円

非自発的失業者の軽減を届け出た場合(給与所得を100分の30に圧縮:276万×30%=82.8万円 → 基準総所得金額 39.8万円)

  • 判定所得も82.8万円に下がるため均等割・平等割の2割軽減もあわせて適用されます(2割軽減の基準=43万+57万×1人=100万円以下)
  • 医療分 56,210円 / 後期支援分 17,687円 / 介護分 20,165円 / 子ども分 2,715円 ⇒ 合計 約96,777円

差額は年間およそ19万2千円。届出書1枚でこれだけ違います。富谷市が対象者を自動で拾ってくれるわけではないので、心当たりのある方は窓口へ。

(注)上記は本記事による概算です。正確な金額は富谷市公式サイトでご確認ください。退職直後で任意継続と迷っている方は任意継続 vs 国民健康保険もどうぞ。

3. 賦課限度額(保険税の上限)

  • 医療給付費分 670,000円 / 後期支援分 260,000円 / 介護分 170,000円 / 子ども分 30,000円
  • 世帯合計の最大値: 年113万円(1,130,000円)

所得がどれだけ高くてもここで頭打ちです。

4. 富谷市の軽減・減免制度

制度は自動で適用されるものと申請しないと適用されないものに分かれます。取りこぼしが起きるのはいつも後者です。

4-1. 低所得世帯の軽減(7割・5割・2割)|自動適用

令和8年度 軽減判定の所得基準
軽減率世帯の総所得金額等が以下の額以下
7割軽減43万円 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1)
5割軽減43万円 + 31万円×被保険者数 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1)
2割軽減43万円 + 57万円×被保険者数 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1)

軽減されるのは均等割と平等割です。所得割は対象外。収入がない方も住民税の申告をしないと軽減判定が回りません。「無職なのに保険税が高い」の原因はたいていこれです(無職の人の国民健康保険)。

4-2. 未就学児の均等割5割軽減|自動適用

未就学児(小学校入学前)の均等割が所得制限なく一律5割軽減。低所得軽減との併用ができ、7割軽減世帯の未就学児は合わせて8.5割軽減になります。申請不要。

4-3. 子ども・子育て支援金分の18歳未満軽減|自動適用

令和8年度に新設された子ども・子育て支援金分は、子ども・子育て支援金分の均等割1,281円は、1,199円+「18歳以上均等割」82円の合計です。市は「18歳未満(18歳に達する日以後の最初の3月31日までの期間)の加入者分は10割軽減」としており、18歳未満の子どもは均等割がかかりません(所得割・平等割770円は軽減されません)。子ども本人の負担は実質ゼロです。申請不要。

4-4. 非自発的失業者の保険税軽減|要申請

倒産・解雇・雇止めなどで離職し、雇用保険の「特定受給資格者」または「特定理由離職者」に該当する離職時65歳未満の方は、前年の給与所得を100分の30として計算します。計算例3のとおり、効き目が別格の制度です。

  • 軽減期間: 離職日の翌日から翌年度末まで(最大2年分)
  • 離職理由コード: 特定受給資格者=11・12・21・22・31・32/特定理由離職者=23・33・34
  • 必要書類: 雇用保険受給資格者証(または受給資格通知)の写し、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの
  • 届出先: 富谷市役所 税務課(保険税担当 022-358-3164)。加入手続きは健康推進課(022-358-0512)
  • 注意: 届け出ないと適用されません。自己都合退職は対象外です

会社都合などで離職した場合、国の制度として非自発的失業者の軽減(前年の給与所得を100分の30とみなして保険税を計算)があります。対象は離職時65歳未満で、雇用保険の特定受給資格者・特定理由離職者です。富谷市の公式ページではこの制度の個別ページを確認できなかったため、対象になるかと申請方法は、離職票(または雇用保険受給資格者証)を持って税務課に確認してください。
仮に給与収入400万円(給与所得276万円)の40代単身世帯が軽減を受けられた場合の目安です。軽減なしの課税標準額は276万円−43万円=233万円、所得割は233万円×9.17%=約21.4万円、これに均等割40,781円と平等割34,570円(合計75,351円)が加わって年約28.9万円です。
軽減後は給与所得が276万円×30%=82.8万円、課税標準額は39.8万円、所得割は約3.6万円まで下がります。さらに82.8万円は単身世帯の2割軽減の基準(43万円+57万円=100万円)以下なので、均等割・平等割に2割軽減がかかり(75,351円×0.8=約60,300円)、合計は年約9.7万円の目安です。
富谷市は加入が遅れると加入した月までさかのぼって課税される、と明記しています。離職後は14日以内に国保の加入届を出してください。

書類の書き方まで含めた手順は失業したときの国保「軽減措置」完全ガイドで解説しています。

4-5. 産前産後期間の保険税軽減|要届出

出産する国保被保険者がいる世帯は、対象者の所得割額と均等割額について、出産予定月(または出産月)の前月から翌々月までの4か月分(多胎妊娠は3か月前から6か月分)が軽減されます。妊娠85日以上の出産(死産・流産・早産を含む)が対象で、出産予定日の6か月前から届出可能。産前産後の免除・軽減制度もどうぞ。

4-6. 富谷市の減免制度|要申請

富谷市の軽減・減免は、所得に応じた7割・5割・2割の法定軽減、産前産後の軽減、子ども分の18歳未満の均等割全額軽減、そして条例にもとづく減免(生活保護・災害・農作物被害・疾病失業等・刑事施設収容・旧被扶養者)です。減免は納期前の申請が必要と市が明記しています。

富谷市 国民健康保険税の減免
種類主な要件減免内容・手続き
所得に応じた軽減
(申請不要/要・所得申告)
世帯の所得合計が①43万円+10万円×(給与所得者等の数−1)以下=7割、②43万円+31万円×被保険者等の数+10万円×(給与所得者等の数−1)以下=5割、③43万円+57万円×被保険者等の数+10万円×(給与所得者等の数−1)以下=2割均等割と平等割を軽減。判定は4月1日(年度途中加入は加入日)時点で行い、年度途中の人数増減による再判定はしない
産前産後の軽減
(市のチラシ参照)
国保に加入している期間に出産する(予定を含む)人所得割額と均等割額を軽減(詳細は市の産前産後軽減チラシ)
子ども分の均等割軽減
(申請不要)
18歳に達する日以後の最初の3月31日までの加入者子ども・子育て支援金分の均等割が10割軽減(所得割・平等割は軽減されない)
生活保護・刑事施設収容
(要申請)
生活保護を受けている人(国保税のみ)/刑事施設等への収容が1か月を超える人全額減免
災害による減免
(要申請)
損害が家屋・家財の価格の10分の3以上で、前年所得1,000万円以下前年所得500万円以下なら、損害が10分の5未満で2分の1、10分の5以上で全部。500万円超750万円以下は4分の1/2分の1、750万円超は8分の1/4分の1
農作物被害による減免
(要申請)
農作物の損失額が平年収入の10分の3以上で、前年所得1,000万円以下(農業所得以外が400万円超の人を除く)農業所得に係る所得割額を、前年所得300万円以下で全部、300万円超400万円以下で10分の8、以降550万円まで10分の6、750万円まで10分の4、1,000万円まで10分の2
疾病・失業等で生活維持が著しく困難
(要申請)
前年の世帯の合計所得が600万円以下で、今年の所得見込額が前年の2分の1以下に減少所得割額を軽減。前年所得100万円以下で、所得減少が10分の5以上6未満なら10分の6、6以上7未満なら10分の8、7以上なら全部(所得が高いほど減免割合は下がる)
旧被扶養者の減免
(要申請)
国保の資格取得日時点で65歳以上、かつ前日まで会社の健康保険(国保組合を除く)の被扶養者だった人所得割は全部、均等割・平等割は2分の1(均等割・平等割は資格取得日から24か月まで)

富谷市の減免で特徴的なのは、旧被扶養者の減免が「所得割は全部免除」まで踏み込んでいる点です。会社員だった子や配偶者の扶養に入っていた人は、家族が75歳になって後期高齢者医療に移ると、それまで保険税負担のなかった65歳以上の人が突然国保に加入することになります。このとき所得割が全額免除され、均等割・平等割も2年間は半額になります。
たとえば国保の資格取得時に70歳の妻が単身で加入する場合、医療分・支援金分の均等割(22,700円+7,300円)と平等割(20,200円+6,600円)にかかる分が半額になります。条件は国保の資格を取得した日時点で65歳以上であることと、前日に被用者保険の被扶養者だったことの2つです。
もう一つ、疾病・失業等の減免は「所得が半分以下に減ったとき」が出発点です。減免割合は前年所得が低い人ほど手厚く、前年所得が300万円を超えると最大でも10分の4にとどまります。条件に当てはまりそうなら、納期前に税務課へ相談してください。
収入がまったくなくても全額免除にはなりません。7割軽減が最大のため、均等割と平等割の3割は残ります(生活保護は全額減免)。

保険税が重いと感じたときの選択肢は保険税が高い・払えないときのガイドもあわせて。

4-7. 払えないときは滞納する前に相談

滞納すると督促 → 延滞金 → 財産の差押えと段階的に進みます。滞納してから相談するより、滞納する前に相談したほうが選べる手が多い。分割納付や徴収猶予の相談ができます(払えない・滞納したときの対処法)。

5. 納付方法

  • 口座振替(納め忘れがなく最も確実)
  • スマホ決済(請求書払い)
  • コンビニ納付
  • 納付書による金融機関窓口払い
  • 年金からの特別徴収(65〜74歳の一定要件の世帯)

富谷市の国保税は年10期(4月〜翌年2月)で、市の納期限カレンダーでは4月が第1期(仮算定)、6月が第2期(仮算定)、7月が第3期(本算定)、8月が第4期、9月が第5期、10月が第6期、11月が第7期、12月が第8期、1月が第9期、2月が第10期です。納期限は各納期の末日で、土・日・祝日にあたるときは翌営業日になります。
4月・6月は仮算定で、7月の本算定で年税額が確定します。令和8年度の保険税の通知日は7月16日でした。
納付場所は、市の「納付場所について」のページによると、七十七銀行・新みやぎ農業協同組合・荘内銀行などの金融機関、富谷市役所(会計課・税務課)、各出張所(富ケ丘・東向陽台・あけの平・日吉台・成田)、東北6県のゆうちょ銀行・郵便局です。口座振替(Web口座振替も可)も用意されています。
注意したいのは、コンビニ納付とスマホ決済アプリ(PayPay・FamiPay・PayB)の対象が「市・県民税・森林環境税(普通徴収)、固定資産税、軽自動車税」で、国民健康保険税は一覧に入っていないことです。納付書で国保税を払うなら、金融機関か市役所・出張所、郵便局に行く必要があります。手間を減らすなら口座振替が現実的です。
納付方法の詳細は税務課収納対策室(022-358-0519)に聞けます。納付が難しいときは、滞納のままにせず早めに相談してください。

6. 加入・脱退の手続き

6-1. 加入手続き(事由発生から14日以内)

状況別 加入時の必要書類
事由必要書類
会社を退職した健康保険資格喪失証明書、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの
他市区町村から転入本人確認書類、マイナンバーがわかるもの(転入届と同時に手続き可)
子どもが生まれた本人確認書類、母子健康手帳
生活保護が廃止された保護廃止(停止)通知書、本人確認書類

6-2. 脱退手続き(事由発生から14日以内)

状況別 脱退時の必要書類
事由必要書類
就職して社保に加入した新しい健康保険の資格確認書等、国保の保険証・資格確認書、本人確認書類
他市区町村へ転出本人確認書類(転出届と同時に手続き可)
生活保護の受給開始保護決定通知書、本人確認書類
死亡本人確認書類、死亡を確認できる書類

脱退の届出を忘れると国保料の請求が止まりません。社保と国保の二重払いになって、あとから還付手続きに走ることになります。就職時は就職したときの脱退手続き完全ガイド、引っ越し時は引っ越したときの手続き完全ガイドを参照してください。

7. 富谷市の国保窓口一覧

国保税の計算・減免・納付の相談は税務課、加入・脱退や給付(出産育児一時金・葬祭費・高額療養費など)は健康推進課が窓口です。窓口の開庁時間は市の「市役所と各出張所の窓口業務時間」のページで確認してください。

富谷市 国保の窓口
窓口電話番号主な業務
税務課(保険税担当)
富谷市役所(富谷市富谷坂松田30番地)
022-358-3164(税務課代表 022-358-0518/FAX 022-358-9915)国保税の算定・試算、軽減、減免の申請
税務課 収納対策室022-358-0519納付方法の相談、納付が困難なときの相談
健康推進課022-358-0512(FAX 022-358-9915)国保の加入・脱退(郵送可)、出産育児一時金(50万円)、葬祭費(5万円)、高額療養費、資格確認書の交付
各出張所(富ケ丘・東向陽台・あけの平・日吉台・成田)各出張所へ出産育児一時金・葬祭費などの申請、納付

加入・脱退は14日以内に届け出ます。届出が遅れても、加入した月まで遡って保険税を納めることになります。

郵送でも加入・脱退できます。市のホームページから「国民健康保険・国民年金等異動届」をダウンロードし、手続きに必要なものの写しを健康推進課宛てに送ります。郵送加入の場合、資格情報のお知らせや資格確認書が届くまで1週間〜10日かかります。

窓口で即日交付を受けるには添付書類が必要です。マイナンバーでの情報照会が即日できない場合があるため、市は引き続き社会保険の資格喪失証明書などの提出を求めています(退職時は離職票や資格喪失日のわかるもの)。

出産育児一時金は50万円、葬祭費は5万円。出産育児一時金は出生日から2年以内に申請しないと時効になります。国保加入前に1年以上社会保険に加入していた人が退職後6か月以内に出産した場合は、前の健康保険から支給される場合があります。

8. よくある質問(富谷市の国保)

Q1. コンビニやスマホ決済で国保税は払えますか?
A. 富谷市の案内では、国保税はコンビニ納付・スマホ決済の対象に入っていません。
市のページが挙げているコンビニ・スマホ決済で納付できる税(料)金は、市・県民税・森林環境税(普通徴収)、固定資産税、軽自動車税の3つです。
国保税の納付書は、金融機関(七十七銀行・新みやぎ農協・荘内銀行)、市役所(会計課・税務課)、各出張所、ゆうちょ銀行・郵便局で納めます。口座振替(Web口座振替を含む)に切り替えると、窓口に行く必要がなくなります。
詳しくは税務課収納対策室(022-358-0519)へ。

Q2. 家族が75歳になって後期高齢者医療に移りました。残った私(65歳以上)の国保税は?
A. 旧被扶養者に当たる場合、所得割が全額免除されます。
富谷市は、国保の資格取得日時点で65歳以上で、前日まで会社の健康保険(国保組合を除く)の被扶養者だった人を「旧被扶養者」として、所得割を全部、均等割・平等割を2分の1減免します。均等割・平等割の半額は資格取得日から24か月(2年間)までです。
要申請なので、国保の加入手続きと一緒に、税務課に減免の対象になるか確認してください。

Q3. 去年は収入があったのに、今年は仕事を辞めて無収入です。なぜ保険税がかかるのですか?
A. 国保税の所得割は「前年中の所得」で計算するからです。
市は「前年中の所得」を、前年(令和7年1月〜12月)の所得から基礎控除を引いた額と説明しています。退職して今は無収入でも、前年の所得が高ければ所得割がかかります。
会社都合の退職なら非自発的失業者の軽減の対象になる可能性があります。また、今年の所得見込みが前年の2分の1以下に減ったときは、市の疾病・失業等の減免(所得割の軽減、納期前に申請)も使える場合があります。税務課に相談してください。

Q4. 去年も今年も収入がありません。国保税は全額免除になりますか?
A. 生活保護を受けていない限り、全額免除にはなりません。
所得による軽減の最大は7割(世帯の所得が43万円+10万円×(給与所得者等の数−1)以下)で、均等割と平等割の3割は残ります。目安として40歳未満・無収入の単身世帯は、均等割31,281円+平等割27,570円=58,851円の3割で年約1.8万円です。
ただし未申告だと軽減が適用されない場合があります。市も「国保加入者が前年中の所得を申告していないと、軽減が適用されない場合がある」と注意しています。無収入でも住民税の申告をしてください。

Q5. 令和8年8月から高額療養費はどう変わりましたか?
A. 自己負担限度額が引き上げられ、新たに年間上限額が設けられました。
市の案内では、70歳未満・所得210万円以下(区分エ)の月額限度額は57,600円から61,500円になりました(令和8年8月診療分から)。住民税非課税世帯(区分オ)は35,400円から36,900円です。
区分ウ(210万円超600万円以下)は80,100円+(総医療費−267,000円)×1%から、85,800円+(総医療費−286,000円)×1%に変わり、年間上限は53万円です。区分エの年間上限は53万円(所得86万円未満は41万円)、区分オは29万円です。
見直しは令和8年度と令和9年度の2段階で、市のページの表は令和8年8月〜令和9年7月分です。入院が見込まれるときは、限度額適用認定の手続きを事前に健康推進課で確認してください。

Q6. 自動で適用される軽減と、申請が必要なものの違いは?
A. 自動適用=低所得の軽減(7割・5割・2割)、未就学児の5割軽減、18歳未満の子ども分軽減。要申請=非自発的失業軽減、産前産後軽減、所得に応じた軽減
(申請不要/要・所得申告)・産前産後の軽減
(市のチラシ参照)・子ども分の均等割軽減
(申請不要)・生活保護・刑事施設収容
(要申請)・災害による減免
(要申請)・農作物被害による減免
(要申請)・疾病・失業等で生活維持が著しく困難
(要申請)・旧被扶養者の減免
(要申請)などの減免です。効き目の大きいものほど申請制——ここがミソです。

Q7. 退職後、国保の加入手続きはいつまでに?
A. 退職日の翌日から14日以内に富谷市 税務課(保険税の算定・納付)/健康推進課(加入・脱退・給付)/富谷市役所(富谷市富谷坂松田30番地)で。14日を過ぎても加入義務は退職日の翌日にさかのぼるので、手続きが遅れた分の保険税もまとめて請求されます。得はひとつもないので早めに。

9. まとめ|富谷市の国保で押さえるべきポイント

  • 富谷市は3方式(所得割+均等割+平等割)。令和8年度の料率は医療給付費分5.50%・後期支援分1.65%・介護分1.75%・子ども分0.27%
  • 均等割は医療給付費分22,700円・後期支援7,300円・介護9,500円・子ども1,281円、平等割は合計で年34,570円。賦課限度額は世帯合計で年113万円
  • 令和8年度の所得割合計は9.17%(40〜64歳)、40歳未満・65歳以上は7.42%。資産割はなし(3方式)
  • 令和8年度は子ども・子育て支援金分が新設され、課税限度額は109万円→113万円。18歳未満は子ども分の均等割が10割軽減
  • 国保税はコンビニ・スマホ決済の対象外。金融機関・市役所・出張所・郵便局か口座振替で納める
  • 旧被扶養者の減免:65歳以上で扶養から国保に入った人は、所得割が全部、均等割・平等割が2分の1(24か月)
  • 疾病・失業等の減免は前年所得600万円以下で、今年の所得見込みが前年の2分の1以下。納期前の申請が必要
  • 令和8年8月診療分から高額療養費の限度額が変更。年間上限も新設
  • 会社都合退職なら非自発的失業軽減。年19万2千円ほど変わることもあるのに届け出ないと1円も安くならない
  • 収入がない年も住民税の申告を。しないと軽減判定が回りません
  • 窓口は富谷市 税務課(保険税の算定・納付)/健康推進課(加入・脱退・給付)/富谷市役所(富谷市富谷坂松田30番地)

出典・参考:
・富谷市公式:国民健康保険税の計算方法について(令和8年度の税率・軽減)
・富谷市公式:減免制度について
・富谷市公式:納付場所について
・富谷市公式:納期限カレンダー
・富谷市公式:国保に加入・脱退するとき
・富谷市公式:出産または死亡したとき
・富谷市公式:高額療養費について

※本記事は2026年8月時点の令和8年度制度・料率に基づいています。最新の情報は富谷市公式サイトでご確認ください。

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