神奈川県 相模原市の国民健康保険|保険料・減免・申請窓口まとめ

相模原市の国民健康保険ガイド|保険料・減免・申請方法まとめ

1. 概要(相模原市の特徴と国民健康保険の概要)

神奈川県相模原市は、政令指定都市として多様な住民サービスを提供しています。その中でも、国民健康保険(国保)は自営業者や退職者、無職の方などが加入する重要な医療保険制度です。相模原市の国保は「税」として課税され、世帯ごとの負担を公平にするための平等割制度や、65歳以上の方への独自の配慮など、住民に寄り添った特徴的な運用がされています。

2. 保険料の計算方法(所得割率・均等割額の詳細)

相模原市の国民健康保険料は、所得割均等割、そして平等割の3つの要素で構成されています。計算方法は以下の通りです。

区分所得割率均等割額(1人あたり)平等割額(1世帯あたり)
医療分6.4%27,000円17,000円
支援分(後期高齢者支援金分)2.7%11,000円7,000円
介護分(40~64歳)2.32%11,500円6,000円

所得割は、前年の所得から基礎控除(43万円)などを差し引いた額に各割率をかけて算出します。
均等割は、加入者1人ごとにかかる定額です。
平等割は、世帯ごとにかかる定額で、世帯人数に関係なく一律です。

3. 上限額の設定

保険料にはそれぞれ上限額が設けられており、負担が過度にならないよう配慮されています。

  • 医療分上限額:660,000円
  • 支援分上限額:260,000円
  • 介護分上限額:170,000円

これらの上限を超えることはありませんので、所得が高い方も安心です。

4. 軽減・減免制度

相模原市では、世帯の所得状況に応じて均等割額・平等割額の軽減が受けられます。また、特別な事情がある場合には減免申請も可能です。

  • 所得に応じて均等割・平等割が7割・5割・2割減額
  • 未就学児の均等割額は5割減額
  • 65歳以上の公的年金所得は最高15万円控除
  • 後期高齢者医療制度に移行した方も減額判定に含める

減額の判定基準や申請方法については、市のホームページや窓口でご確認ください。

5. 独自の特徴・特典

  • 国民健康保険を「税」として課税:納付方法や控除の面でメリットがあります。
  • 平等割制度:世帯ごとに医療分17,000円、支援分7,000円、介護分6,000円の負担。
  • 65歳以上の年金所得控除:年金生活者にも配慮。
  • 月割課税による按分計算:年度途中の加入・脱退でも正確な保険料計算。
  • 特定健康診査・特定保健指導:生活習慣病予防のための無料健診や保健指導。
  • 健康づくり事業・医療費通知:健康管理や医療費節約に役立つ情報提供。

6. 申請方法・窓口情報

国民健康保険の加入・脱退、減免申請、各種手続きは、相模原市役所 国民健康保険課や各区役所・支所で受け付けています。
必要書類や詳細は市公式サイトまたは窓口でご確認ください。

  • 相模原市役所 国民健康保険課:
    〒252-5277 神奈川県相模原市中央区中央2-11-15
    電話:042-769-8200(代表)
  • 各区役所・支所でも手続き可能
  • 市公式サイト:https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/

7. よくある質問

  • Q. 保険料の納付方法は?
    A. 口座振替、納付書、クレジットカード(対応分のみ)などが利用できます。
  • Q. 年度途中で加入・脱退した場合の保険料は?
    A. 月割課税により、加入・脱退月数に応じて正確に計算されます。
  • Q. 65歳以上で年金を受給していますが、控除はありますか?
    A. 公的年金所得から最高15万円が控除されます。
  • Q. 減免や軽減の申請はどうすればいい?
    A. 市役所や区役所の窓口で申請できます。所得証明などの書類が必要です。
  • Q. 特定健診は誰が受けられますか?
    A. 国保加入者で40歳~74歳の方が対象です。

8. まとめ

相模原市の国民健康保険は、公平な負担と手厚い減免制度が特徴です。所得や家族構成、年齢に応じて保険料が決まり、上限額や軽減措置も充実しています。加入・脱退時も月割で計算されるため、無駄な負担がありません。
健康診査や保健指導などの特典も活用し、安心して暮らせる健康づくりに役立てましょう。詳細や手続きは市の公式サイトや窓口でご確認ください。