山形県 天童市の国民健康保険|保険料・減免・申請窓口まとめ

天童市の国民健康保険|令和8年度の保険税・減免・申請窓口を完全ガイド

天童市は人口約6万人、山形県の村山地方にあり、将棋駒の産地・天童温泉・さくらんぼで知られる市です。
この記事では、令和8年度の最新税率にもとづく天童市の国保税の計算方法、軽減制度、会社都合退職での軽減、窓口情報をまとめました。税率は市の公式ページ「国民健康保険税」の表で確認しています。
天童市の令和8年度は、所得割の合計が12.2%(40〜64歳)、均等割の合計は1人あたり49,600円(40〜64歳の18歳以上)、平等割の合計は1世帯35,200円です。平等割がある3方式のため、単身や2人世帯は1人あたりの負担感が重くなります。
また令和8年度は子ども・子育て支援金分が新設されました。この記事では、その分を含めた実額を、給与収入別・世帯別の計算例で示します。

1. 天童市の国民健康保険の概要

天童市の国保は、勤務先の健康保険(社保)に加入していない方が対象です。自営業者、フリーランス、退職者、無職の方、パート・アルバイトで社保未加入の方、外国人住民などが該当します。

天童市の保険税は3方式(所得割+均等割+平等割)で計算します。「平等割」は世帯単位でかかる定額部分で、世帯人数が少ないほど1人あたりの負担感が大きくなります。

天童市は「保険税」ではなく「保険税」方式で、納税義務者は世帯主です。市は「世帯主が国保に加入していない場合でも、世帯内に国保加入者がいれば、その世帯主が納税義務者になる」と案内しています。
税額は医療分・支援金分・介護分・子ども分の4つの合計で、それぞれに所得割・均等割・平等割があります。所得割は令和8年度の場合令和7年中の所得額から43万円を引いた額に税率をかけて計算します。退職や廃業で収入が減った年でも、翌年度の税額は前年の所得が基準になります。
国保の運営は、平成30年度から県が財政運営の責任主体になり、市町村は資格管理・給付・税率の決定・賦課徴収などを担っています(市の案内より)。

国保のしくみそのものは国民健康保険の基礎知識まとめ、加入・脱退の手順は国民健康保険の加入手続き完全ガイドをあわせてどうぞ。

2. 保険税の計算方法|令和8年度の料率

令和8年度 天童市国民健康保険税 料率
区分所得割率均等割(1人年額)平等割(1世帯年額)賦課限度額
医療分7.40%27,800円21,100円670,000円
後期高齢者支援金分2.50%10,100円7,400円260,000円
介護分(40〜64歳)2.00%10,300円5,800円170,000円
子ども・子育て支援金分0.30%1,400円
(子ども・子育て支援金分(令和8年度新設)は、市の表記で均等割1,300円+18歳以上均等割100円(18歳以上の被保険者は合計1,400円)、平等割900円、所得割0.3%。18歳に達する日以後の最初の3月31日までの被保険者は均等割1,300円が全額軽減され、18歳以上均等割100円も課税されません(計算例は18歳以上1人1,400円で計算))
900円30,000円
  • 所得割の計算ベースは「前年中の総所得金額等 - 基礎控除43万円」=基準総所得金額。加入者ひとりごとに計算して世帯で合算します。
  • 40歳未満は医療分・後期支援分・子ども分のみ。40歳以上65歳未満には介護分が加わります。
  • 子ども・子育て支援金分(令和8年度新設)は、市の表記で均等割1,300円+18歳以上均等割100円(18歳以上の被保険者は合計1,400円)、平等割900円、所得割0.3%。18歳に達する日以後の最初の3月31日までの被保険者は均等割1,300円が全額軽減され、18歳以上均等割100円も課税されません(計算例は18歳以上1人1,400円で計算)。申請は不要です。
  • 年度途中の加入・脱退は月割り計算になります。

所得割の合計は12.2%(医療分7.4%+後期高齢者支援金分2.5%+介護分2.0%+子ども分0.3%/40〜64歳)。40歳未満は介護分を除いた10.2%です。

均等割の合計は1人49,600円(医療27,800+支援10,100+介護10,300+子ども1,300+18歳以上100円/40〜64歳の18歳以上)、平等割の合計は1世帯35,200円(医療21,100+支援7,400+介護5,800+子ども900)。介護分の平等割は40〜64歳の加入者がいる世帯だけにかかります。

課税限度額は合計113万円(医療67万+支援26万+介護17万+子ども3万)。介護分のない世帯は96万円が上限です。

全国の水準との比較:当サイトが令和8年度料率を確認した市の中央値(所得割合計約13.0%、均等割合計約5.4万円、平等割合計約3.4万円)と比べると、天童市は所得割・均等割がやや低く、平等割はやや高い位置にあります。平等割が高めなぶん、世帯人数の少ない世帯ほど負担感が出やすい設計です。

山形県内の位置づけ(40〜64歳の所得割合計):米沢市8.90%/酒田市11.40%/天童市12.20%/鶴岡市12.20%/寒河江市12.66%/山形市14.58%(いずれも当サイトで令和8年度料率を確認した市)。天童市は鶴岡市と同水準で、県内確認6市の中ほどです。

子ども分の負担感:新設の子ども分は、給与収入300万円の40歳単身(基準総所得金額159万円)で所得割約4,800円+均等割1,400円+平等割900円=年約7,100円。子ども分は40歳未満にも課税されます。一方、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの被保険者の子ども分均等割は全額軽減されます。

読み方のコツ:平等割は世帯ごとにかかるため、同じ所得でも単身世帯は1人あたりの負担が重く、加入者が多い世帯ほど1人あたりは軽くなります。実額は下の計算例で比べてください。

【計算例1】40歳夫婦+子ども2人(うち1人は未就学児)/世帯所得300万円

所得はすべて夫(40歳)のものとして計算します。基準総所得金額 = 300万円 - 43万円 = 257万円

  • 医療分: 所得割 190,180円 + 均等割 97,300円 + 平等割 21,100円 ⇒ 308,580円
  • 後期支援分: 所得割 64,250円 + 均等割 35,350円 + 平等割 7,400円 ⇒ 107,000円
  • 介護分: 所得割 51,400円 + 均等割 20,600円 + 平等割 5,800円 ⇒ 77,800円
  • 子ども分: 所得割 7,710円 + 均等割 2,800円 + 平等割 900円 ⇒ 11,410円

合計: 年間 約504,790円(月あたり約42,100円)

この世帯の総所得金額等は300万円。2割軽減の判定基準は「43万円+57万円×4人=271万円」なので、低所得軽減には届きません。

【計算例2】40歳単身/年収300万円(給与所得202万円)

基準総所得金額 = 202万円 - 43万円 = 159万円

  • 医療分: 所得割 117,660円 + 均等割 27,800円 + 平等割 21,100円 ⇒ 166,560円
  • 後期支援分: 所得割 39,750円 + 均等割 10,100円 + 平等割 7,400円 ⇒ 57,250円
  • 介護分: 所得割 31,800円 + 均等割 10,300円 + 平等割 5,800円 ⇒ 47,900円
  • 子ども分: 所得割 4,770円 + 均等割 1,400円 + 平等割 900円 ⇒ 7,070円

合計: 年間 約278,780円(月あたり約23,200円)

単身世帯でも平等割が合計で年35,200円のってきます。平等割のない自治体(横浜市や東京23区など)と比べると、この分がまるごと差になります。

【計算例3】会社都合で退職した40歳単身/前年の給与収入400万円

ここが一番お金の動くところです。給与収入400万円=給与所得276万円の方が、倒産・解雇などで離職したケース。

軽減を届け出なかった場合(基準総所得金額 276万-43万=233万円)

  • 医療分 221,320円 / 後期支援分 75,750円 / 介護分 62,700円 / 子ども分 9,290円 ⇒ 合計 約369,060円

非自発的失業者の軽減を届け出た場合(給与所得を100分の30に圧縮:276万×30%=82.8万円 → 基準総所得金額 39.8万円)

  • 判定所得も82.8万円に下がるため均等割・平等割の2割軽減もあわせて適用されます(2割軽減の基準=43万+57万×1人=100万円以下)
  • 医療分 68,572円 / 後期支援分 23,950円 / 介護分 20,840円 / 子ども分 3,034円 ⇒ 合計 約116,396円

差額は年間およそ25万3千円。届出書1枚でこれだけ違います。天童市が対象者を自動で拾ってくれるわけではないので、心当たりのある方は窓口へ。

(注)上記は本記事による概算です。正確な金額は天童市公式サイトでご確認ください。退職直後で任意継続と迷っている方は任意継続 vs 国民健康保険もどうぞ。

3. 賦課限度額(保険税の上限)

  • 医療分 670,000円 / 後期支援分 260,000円 / 介護分 170,000円 / 子ども分 30,000円
  • 世帯合計の最大値: 年113万円(1,130,000円)

所得がどれだけ高くてもここで頭打ちです。

4. 天童市の軽減・減免制度

制度は自動で適用されるものと申請しないと適用されないものに分かれます。取りこぼしが起きるのはいつも後者です。

4-1. 低所得世帯の軽減(7割・5割・2割)|自動適用

令和8年度 軽減判定の所得基準
軽減率世帯の総所得金額等が以下の額以下
7割軽減43万円 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1)
5割軽減43万円 + 31万円×被保険者数 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1)
2割軽減43万円 + 57万円×被保険者数 + 10万円×(給与所得者等の数 - 1)

軽減されるのは均等割と平等割です。所得割は対象外。収入がない方も住民税の申告をしないと軽減判定が回りません。「無職なのに保険税が高い」の原因はたいていこれです(無職の人の国民健康保険)。

4-2. 未就学児の均等割5割軽減|自動適用

未就学児(小学校入学前)の均等割が所得制限なく一律5割軽減。低所得軽減との併用ができ、7割軽減世帯の未就学児は合わせて8.5割軽減になります。申請不要。

4-3. 子ども・子育て支援金分の18歳未満軽減|自動適用

令和8年度に新設された子ども・子育て支援金分は、子ども・子育て支援金分(令和8年度新設)は、市の表記で均等割1,300円+18歳以上均等割100円(18歳以上の被保険者は合計1,400円)、平等割900円、所得割0.3%。18歳に達する日以後の最初の3月31日までの被保険者は均等割1,300円が全額軽減され、18歳以上均等割100円も課税されません(計算例は18歳以上1人1,400円で計算)。子ども本人の負担は実質ゼロです。申請不要。

4-4. 非自発的失業者の保険税軽減|要申請

倒産・解雇・雇止めなどで離職し、雇用保険の「特定受給資格者」または「特定理由離職者」に該当する離職時65歳未満の方は、前年の給与所得を100分の30として計算します。計算例3のとおり、効き目が別格の制度です。

  • 軽減期間: 離職日の翌日から翌年度末まで(最大2年分)
  • 離職理由コード: 特定受給資格者=11・12・21・22・31・32/特定理由離職者=23・33・34
  • 必要書類: 雇用保険受給資格者証(または受給資格通知)の写し、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの
  • 届出先: 税務課(市役所1階 管理諸税係・窓口⑨番)
  • 注意: 届け出ないと適用されません。自己都合退職は対象外です

天童市の非自発的失業者の軽減は、市の案内で国保加入者であること・離職時点で65歳未満であること・雇用保険受給資格者証の離職理由コードが11・12・21・22・23・31・32・33・34に当てはまることが要件です。届出は市への届け出が必要で、詳細は税務課に問い合わせるよう案内されています。
国の制度では、離職した方の前年の給与所得を100分の30とみなして税額を計算します。上の計算例3のとおり、給与収入400万円の40歳単身なら効果は大きくなります。手続きには雇用保険受給資格者証が必要になるので、ハローワークで受給手続きを済ませたうえで、国保の加入手続きと合わせて窓口へ。

書類の書き方まで含めた手順は失業したときの国保「軽減措置」完全ガイドで解説しています。

4-5. 産前産後期間の保険税軽減|要届出

出産する国保被保険者がいる世帯は、対象者の所得割額と均等割額について、出産予定月(または出産月)の前月から翌々月までの4か月分(多胎妊娠は3か月前から6か月分)が軽減されます。妊娠85日以上の出産(死産・流産・早産を含む)が対象で、出産予定日の6か月前から届出可能。産前産後の免除・軽減制度もどうぞ。

4-6. 天童市の減免制度|要申請

天童市の軽減は、7割・5割・2割軽減と未就学児の均等割軽減が手続き不要。産前産後・非自発的失業は届出が必要です。市県民税の申告をしていないと、軽減の判定ができません。

天童市 国民健康保険税の減免
種類主な要件減免内容・手続き
7割・5割・2割軽減
(申請不要/要・所得申告)
①7割:43万円+10万円×(給与所得者等の数-1)/②5割:43万円+(31万円×国保加入者+特定同一世帯所属者の数)+10万円×(給与所得者等の数-1)/③2割:43万円+(57万円×同)+10万円×(給与所得者等の数-1)均等割・平等割を軽減。世帯主(国保未加入でも)と、国保から後期高齢者医療に移った方(特定同一世帯所属者)の所得も判定に含みます。申告がない方は所得が把握できず判定できません
未就学児の均等割軽減
(申請不要)
国保に加入している未就学児(6歳に達する日以後の最初の3月31日以前の被保険者)均等割が2分の1に。低所得軽減が適用される世帯は、軽減後の均等割からさらに2分の1を減額して計算
18歳未満の子ども分均等割の軽減
(申請不要)
18歳に達する日以後の最初の3月31日以前の被保険者子ども分の均等割1,300円は全額軽減、18歳以上均等割100円は課税されません
産前産後期間の減額
(要届出)
令和5年11月1日以降に出産した方・出産予定の方。妊娠85日以上(死産・流産・早産・人工妊娠中絶を含む)出産予定月(出産月)の前月から翌々月までの4か月相当分(多胎は3か月前から6か月相当分)の所得割・均等割を減額。出産予定日の6か月前から届出可、出産後も可。減額後に過納となった税は還付
非自発的失業者の軽減
(要届出)
国保加入者で、離職時65歳未満、離職理由コード11・12・21・22・23・31・32・33・34の方前年の給与所得を100分の30として算定(国の制度)。税務課へ届出

天童市の軽減で押さえておきたいのは、未就学児の均等割が、軽減がない世帯でも半額になる点と、軽減後の均等割からさらに半額になる点です。たとえば医療分の均等割27,800円は、軽減なしの世帯の未就学児なら13,900円になります。
また、産前産後の減額は、市のチラシに「産前産後期間の税が0になるとは限りません」とあるとおり、減額されるのは所得割・均等割の該当月分です(平等割は対象外)。届出が遅れても出産後の届出で受け付けられ、減額分は還付されます。
災害・失業・病気などで納めるのが難しいときの減免・猶予の扱いは、市の国保税ページに詳細の記載がありません。納税が難しいと感じたら、滞納する前に税務課または納税課へ相談してください。

保険税が重いと感じたときの選択肢は保険料が高い・払えないときのガイドもあわせて。

4-7. 払えないときは滞納する前に相談

滞納すると督促 → 延滞金 → 財産の差押えと段階的に進みます。滞納してから相談するより、滞納する前に相談したほうが選べる手が多い。分割納付や徴収猶予の相談ができます(払えない・滞納したときの対処法)。

5. 納付方法

  • 口座振替・納付書による納付(市は両者をあわせて「普通徴収」と呼びます)
  • eL-QRを使った電子納付(市の案内に記載あり)
  • 年金からの特別徴収(年金から差し引き)

天童市の納付方法で、他の市と違って確認しておきたいのが「保険料(税)納付済額のお知らせ」です。市は、国保税・介護保険料・後期高齢者医療保険料の納税義務者に、令和7年1月1日〜12月31日に普通徴収で納めた額を知らせる通知を、令和8年1月28日に発送しました。確定申告で社会保険税控除を受けるときに使えるので、申告まで大切に保管してください。
ただし注意点が2つあります。年金から差し引かれた分(特別徴収)はこの通知に含まれません。日本年金機構等から届く源泉徴収票で確認します。また、eL-QRを使った12月中旬以降の電子納付は、納付済額に計上されない場合があると市は案内しています。年末ぎりぎりに電子納付した方は、領収の記録も手元に残しておくと安心です。
納期の回数・納付期限は、年度当初に届く納入通知書で確認してください。担当は納税課です。

6. 加入・脱退の手続き

6-1. 加入手続き(事由発生から14日以内)

状況別 加入時の必要書類
事由必要書類
会社を退職した健康保険資格喪失証明書、本人確認書類、マイナンバーがわかるもの
他市区町村から転入本人確認書類、マイナンバーがわかるもの(転入届と同時に手続き可)
子どもが生まれた本人確認書類、母子健康手帳
生活保護が廃止された保護廃止(停止)通知書、本人確認書類

6-2. 脱退手続き(事由発生から14日以内)

状況別 脱退時の必要書類
事由必要書類
就職して社保に加入した新しい健康保険の資格確認書等、国保の保険証・資格確認書、本人確認書類
他市区町村へ転出本人確認書類(転出届と同時に手続き可)
生活保護の受給開始保護決定通知書、本人確認書類
死亡本人確認書類、死亡を確認できる書類

脱退の届出を忘れると国保税の請求が止まりません。社保と国保の二重払いになって、あとから還付手続きに走ることになります。就職時は就職したときの脱退手続き完全ガイド、引っ越し時は引っ越したときの手続き完全ガイドを参照してください。

7. 天童市の国保窓口一覧

天童市は、税額・軽減の届出は税務課、納付は納税課、加入・脱退は市民課、給付は保険給付課と担当が分かれています。

天童市 国保税の窓口
窓口主な業務
総務部 税務課 管理諸税係(市役所1階 窓口⑨番・内線772・773)
電話 023-654-1111
国保税の税額、産前産後の届出、非自発的失業の軽減の届出
総務部 納税課
電話 023-654-1111
納付・納付済額のお知らせ・口座振替の相談
市民課国保の加入・脱退(職場の健康保険をやめたとき・転入・出生・脱退など)
健康福祉部 保険給付課 国保医療係(市役所1階 窓口⑪番・内線753)
電話 023-654-1111
給付(高額療養費・出産育児一時金・葬祭費など)、マイナ保険証の利用登録解除・資格確認書の申請、第三者行為の届出

所在地:〒994-8510 山形県天童市老野森一丁目1番1号(市役所)。開庁日は月〜金曜の8時30分〜17時15分(祝日・休日・12月29日〜1月3日を除く)。代表電話 023-654-1111。

職場の健康保険に入ったら、国保をやめる手続きが必要です。国保税は月割りで、社保に加入した月分から減額して課税されますが、自動では切り替わりません(市の案内)。

資格喪失後の受診に注意:天童市は、就職・転出で国保の資格を失った後に国保で受診した場合、国保が負担した給付分(7割など)を世帯主に返還請求する(不当利得返還請求)と案内しています。切り替え中は、医療機関に「保険の切り替え中」と伝えて受診してください。

マル学(学生用の保険証):進学で市外に転出する場合、天童市から学生用の保険証等(マル学)の交付を受けると、転出先で国保に入り直す必要がありません。その場合の国保税は、転出前の世帯の世帯主に課税されます(市の案内)。

8. よくある質問(天童市の国保)

Q1. 天童市の令和8年度の国保税率はいくらですか?
A. 所得割は医療7.4%・支援金2.5%・介護2.0%・子ども0.3%です。
均等割は医療27,800円・支援金10,100円・介護10,300円・子ども1,300円(18歳以上はさらに100円)、平等割は医療21,100円・支援金7,400円・介護5,800円・子ども900円。課税限度額は医療67万円・支援金26万円・介護17万円・子ども3万円です。

Q2. 子ども・子育て支援金分とは何ですか?
A. 令和8年度から国民健康保険税に加わった、新しい区分です。児童手当の拡充などに使われる支援金制度の財源で、天童市では所得割0.3%・均等割1,300円(18歳以上は+100円)・平等割900円です。18歳に達する日以後の最初の3月31日までの被保険者は、均等割が全額軽減されます。

Q3. 天童市の国保税は高いですか?
A. 全国の中央値と比べると、所得割・均等割はやや低め、平等割はやや高めです。所得割の合計12.2%は、山形県内で確認した市では酒田市(11.40%)より高く、寒河江市(12.66%)より低い水準です。世帯人数が少ないほど平等割の影響が大きくなります。

Q4. 就職して社保に入ったあとも国保で受診してしまったらどうなりますか?
A. 国保が負担した分を、世帯主に返還請求されます。市は、資格喪失後の受診で国保が負担した給付分(7割・一部8割・9割)を不当利得として返還請求するとしています。返還した医療費は、新しい保険に受診日の翌日から2年以内に療養費として請求すれば、払い戻しを受けられる場合があります。領収書は再発行できません。

Q5. 大学進学で市外に出る子の国保はどうなりますか?
A. マル学の保険証等を交付してもらえば、天童市の国保のままで、転出先で入り直す必要はありません。その国保税は、転出前の世帯の世帯主に課税されます。手続きは市民課で、在学証明書などが必要です。

Q6. 納付済額のお知らせは何に使えますか?
A. 確定申告で社会保険税控除を受けるときに使えます。普通徴収(納付書・口座振替)で納めた額が対象で、年金から天引きされた分は含まれません。令和8年1月28日に発送されました。eL-QRで12月中旬以降に納めた分は計上されない場合があります。

Q7. 出産のとき、国保税は軽くなりますか?
A. 届出をすれば、産前産後期間の4か月分が軽減されます。出産予定月の前月から翌々月までの所得割・均等割が減額され(多胎は6か月分)、出産予定日の6か月前から届出ができます。出産育児一時金は市の案内で50万円(産科医療補償制度未加入の医療機関は48万8千円)です。

Q8. 税金の相談・手続きはどこにすればいいですか?
A. 内容によって窓口が違います。
税額・軽減の届出は税務課(1階⑨番)、納付は納税課、加入・脱退は市民課、給付は保険給付課(1階⑪番)。電話は市役所代表 023-654-1111。

Q9. 自動で適用される軽減と、申請が必要なものの違いは?
A. 自動適用=低所得の軽減(7割・5割・2割)、未就学児の5割軽減、18歳未満の子ども分軽減。要申請=非自発的失業軽減、産前産後軽減、7割・5割・2割軽減
(申請不要/要・所得申告)・未就学児の均等割軽減
(申請不要)・18歳未満の子ども分均等割の軽減
(申請不要)・産前産後期間の減額
(要届出)・非自発的失業者の軽減
(要届出)などの減免です。効き目の大きいものほど申請制——ここがミソです。

Q10. 退職後、国保の加入手続きはいつまでに?
A. 退職日の翌日から14日以内に天童市 総務部税務課(市役所1階 管理諸税係)で。14日を過ぎても加入義務は退職日の翌日にさかのぼるので、手続きが遅れた分の保険税もまとめて請求されます。得はひとつもないので早めに。

9. まとめ|天童市の国保で押さえるべきポイント

  • 天童市は3方式(所得割+均等割+平等割)。令和8年度の料率は医療分7.40%・後期支援分2.50%・介護分2.00%・子ども分0.30%
  • 均等割は医療分27,800円・後期支援10,100円・介護10,300円・子ども1,400円、平等割は合計で年35,200円。賦課限度額は世帯合計で年113万円
  • 所得割の合計は12.2%(40〜64歳)。県内では酒田市より高く、寒河江市より低い水準
  • 子ども・子育て支援金分が令和8年度に新設。18歳未満の被保険者は子ども分均等割が全額軽減
  • 未就学児は均等割が半額、低所得軽減の世帯は軽減後からさらに半額。産前産後は4か月分(多胎6か月)
  • 「納付済額のお知らせ」は確定申告の社会保険税控除に使える(年金天引き分は含まれない)
  • 就職・転出後に国保で受診すると返還請求の対象。切り替え中は医療機関に伝える
  • 窓口は税額・届出は税務課、納付は納税課、加入・脱退は市民課、給付は保険給付課
  • 会社都合退職なら非自発的失業軽減。年25万3千円ほど変わることもあるのに届け出ないと1円も安くならない
  • 収入がない年も住民税の申告を。しないと軽減判定が回りません
  • 窓口は天童市 総務部税務課(市役所1階 管理諸税係)

出典・参考:
・天童市公式:国民健康保険税
・天童市公式:国民健康保険
・天童市公式:国民健康保険に関するその他手続き
・天童市公式:国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料の納付額のお知らせについて
・天童市公式:産前産後期間の国民健康保険税の減額(PDF)

※本記事は2026年8月時点の令和8年度制度・料率に基づいています。最新の情報は天童市公式サイトでご確認ください。

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