東京都 千代田区の国民健康保険|保険料・減免・申請窓口まとめ

千代田区の国民健康保険|令和7年度の保険料・減免・申請窓口を完全ガイド

千代田区は東京都の中心部に位置する人口約6.8万人の特別区(23区)です。本記事では、令和7年度の最新料率に基づき、千代田区の国民健康保険(国保)の計算方法、減免・軽減制度、加入・脱退の手続き、保険年金課の窓口情報まで網羅的に解説します。

1. 千代田区の国民健康保険の概要

千代田区の国保は、勤務先の健康保険(社保)に加入していない方が対象です。自営業者、フリーランス、退職者、無職の方、パート・アルバイトで社保未加入の方、外国人住民などが該当します。
東京23区(特別区)は2方式(所得割+均等割)で算出します。千代田区は基礎賦課分・支援分は23区共通の料率ですが、介護納付金分の料率が他の22区とやや異なります

2. 保険料の計算方法|令和7年度の料率

令和7年度 千代田区国民健康保険料 料率
区分所得割率均等割(1人)賦課限度額
医療分(基礎賦課分)7.71%47,300円660,000円
支援分(後期高齢者支援金等)2.69%16,800円260,000円
介護分(40~64歳)1.72%16,200円170,000円

千代田区の介護分は23区の中で最も低い料率(所得割1.72%、均等割16,200円)です。所得割の計算ベースは「旧ただし書方式」による基準総所得金額(前年の総所得金額等から基礎控除43万円を差し引いた額)。

【計算例1】40歳夫婦+子ども2人(うち1人未就学児)/世帯所得300万円

基準総所得金額 = 257万円

  • 医療分: 257万×7.71% + 47,300×4 = 約387,347円(未就学児均等割5割軽減 -23,650円) → 約363,697円
  • 支援分: 257万×2.69% + 16,800×4 = 約136,333円(同 -8,400円) → 約127,933円
  • 介護分(2人分): 257万×1.72% + 16,200×2 = 約76,604円

合計: 年間 約568,234円(他22区より約1.4万円ほど安い)

【計算例2】40歳単身/年収300万円(給与所得202万円)

基準総所得金額 = 159万円

  • 医療分: 159万×7.71% + 47,300 = 約169,889円
  • 支援分: 159万×2.69% + 16,800 = 約59,571円
  • 介護分: 159万×1.72% + 16,200 = 約43,548円

合計: 年間 約273,008円

3. 賦課限度額(保険料の上限)

  • 医療分: 660,000円 / 支援分: 260,000円 / 介護分: 170,000円
  • 世帯合計の最大値: 1,090,000円/年

4. 千代田区の減免・軽減制度

4-1. 低所得世帯軽減(7割・5割・2割)

世帯所得が以下の額以下の場合、均等割が自動軽減されます。住民税申告が前提です。

令和7年度 軽減判定の所得基準
軽減率世帯の総所得金額等が以下の額以下
7割軽減43万円+(給与所得者等の数-1)×10万円
5割軽減43万円+30万5千円×被保険者数+(給与所得者等の数-1)×10万円
2割軽減43万円+56万円×被保険者数+(給与所得者等の数-1)×10万円

4-2. 未就学児均等割5割軽減

未就学児の均等割が一律5割軽減。低所得軽減との併用可能。申請不要。

4-3. 非自発的失業者の保険料軽減

倒産・解雇等で離職し、雇用保険の「特定受給資格者」または「特定理由離職者」に該当する65歳未満の方は、所得割の算定で前年給与所得を100分の30として計算。離職日翌日から翌年度末まで適用。

  • 必要書類: 雇用保険受給資格者証(離職理由コード11・12・21・22・23・31・32・33・34)、本人確認書類、マイナンバー
  • 窓口: 千代田区保険年金課 国民健康保険係(03-5211-4204)

4-4. 災害・所得減少等による減免

以下に該当する場合、所得割部分について審査の上、減免が適用されます。

  • 災害減免: 震災・風水害・火災等で資産に著しい損害を受けた場合
  • 生活困窮減免: 死亡・疾病・負傷等により収入が著しく減少し、生活が困難になった場合
  • 事業休廃止減免: 事業の休廃止により所得が大幅に減少した場合

4-5. 産前産後保険料軽減(令和6年1月開始)

妊娠85日以上の分娩(死産・流産含む)をした被保険者の保険料が、出産予定月の前月から翌々月までの4か月分(多胎妊娠は6か月分)免除されます。母子健康手帳等を持参の上、保険年金課で申請してください。

4-6. 旧被扶養者減免

世帯主が後期高齢者医療制度へ移行し、それまで被扶養者だった65歳以上の方が国保に加入する場合、所得割は当面免除、均等割は加入から2年間半額。要申請。

5. 納付方法

  • 口座振替(最も推奨)
  • スマホ決済: PayPay・LINE Pay・au PAY・d払い・楽天ペイ等の請求書払い
  • コンビニ払い: 全国の主要コンビニで納付可能
  • クレジットカード払い
  • 納付書による金融機関窓口払い
  • 年金からの特別徴収(65~74歳の一定要件世帯)

6. 加入・脱退の手続き

6-1. 加入手続き(事由発生から14日以内)

状況別 加入時の必要書類
事由必要書類
会社を退職した健康保険資格喪失証明書(または離職票)、本人確認書類、マイナンバー
他市区町村から転入本人確認書類、マイナンバー(転入届と同時可)
子どもが生まれた本人確認書類、母子健康手帳
生活保護が廃止保護廃止・停止通知書、本人確認書類

6-2. 脱退手続き(事由発生から14日以内)

就職や転出で国保が不要になったら、必ず脱退届を出してください。届出をしないと国保保険料が請求され続けます。

状況別 脱退時の必要書類
事由必要書類
就職して社保加入新しい健康保険の資格確認書、国保の保険証、本人確認書類、マイナンバー
他市区町村へ転出本人確認書類(転出届と同時可)
生活保護を受給開始保護決定通知書、本人確認書類
死亡本人確認書類、死亡診断書写し

千代田区は国保のオンライン手続きにも対応しています。マイナンバーカードがあれば一部手続きをスマホ・PCから完結できます。

6-3. 千代田区 保険年金課の窓口情報

  • 窓口: 千代田区役所 2階 保険年金課 国民健康保険係
  • 所在地: 〒102-8688 東京都千代田区九段南1丁目2番1号
  • 電話: 03-5211-4204(国民健康保険係直通)、または03-3264-2111(区代表・内線2488/2489)
  • 受付時間: 月~金 午前8時30分~午後5時(祝日・年末年始除く)
  • 公式サイト: 千代田区 国民健康保険ページ
  • 国保のてびき: 令和7年度 国保のてびき(PDF)

7. よくある質問

Q1. 千代田区の保険料は他区より安いと聞きました。本当ですか?
A. 基礎賦課分・支援分は23区共通ですが、介護納付金分は所得割1.72%・均等割16,200円で23区の中で最も低い水準です。40~64歳の介護分対象世帯にとっては年間1~2万円程度の差が出ます。

Q2. 退職後の国保加入はいつまでに?
A. 退職日の翌日から14日以内に保険年金課で手続きしてください。マイナンバーカードがあればオンライン手続きも可能です。

Q3. 軽減・減免の自動適用と申請が必要なものは?
A. 自動適用=低所得軽減(7/5/2割)・未就学児均等割軽減。要申請=非自発的失業軽減、災害減免、所得減少減免、産前産後軽減、旧被扶養者減免、一部負担金減免。

Q4. 千代田区国保のオンライン手続きで何ができますか?
A. 加入届、脱退届、被保険者証の再交付、住所変更などが対応。マイナンバーカードと電子証明書(署名用・利用者証明用)が必要です。

Q5. 保険料の計算で不明点があります。電話で相談できますか?
A. はい。千代田区保険年金課 国民健康保険係(03-5211-4204)に電話してください。世帯構成や前年所得を伝えれば概算を案内してもらえます。

8. まとめ|千代田区の国保で押さえるべきポイント

千代田区の国民健康保険は23区共通の2方式で、令和7年度料率は医療7.71%・支援2.69%。介護分は1.72%と23区で最も低い水準です。
オンライン手続きにも対応しているため、退職・転入・住所変更などの基本手続きは自宅から完結できます。減免該当の可能性がある方は保険年金課(03-5211-4204)に早めに相談してください。

出典・参考:
千代田区公式: 国民健康保険
千代田区公式: 令和7年度 国保のてびき
東京都保健医療局: 特別区国民健康保険料一覧