
岡崎市の国民健康保険制度について
愛知県岡崎市は、徳川家康公生誕の地として知られ、歴史と文化が息づく中核市です。
岡崎市では、市民の健康を守るために独自の国民健康保険(国保)制度を運用しています。
このページでは、岡崎市の国民健康保険料の計算方法や軽減・減免制度、申請方法など、住民の皆さまに役立つ情報を分かりやすくまとめています。
保険料の計算方法
岡崎市の国民健康保険料は、「所得割」「均等割」「平等割」の3つの要素で構成されています。
それぞれの計算方法と金額は以下の通りです。
| 区分 | 所得割率 | 均等割額(1人あたり) | 平等割額(1世帯あたり) | 上限額 |
|---|---|---|---|---|
| 医療分 | 7.23% | 29,600円 | 30,540円 | 660,000円 |
| 支援分(後期高齢者支援金分) | 2.46% | 10,330円 | 10,650円 | 260,000円 |
| 介護分(40~64歳) | 2.27% | 10,210円 | 7,730円 | 170,000円 |
保険料の計算式
- 所得割:前年の所得から基礎控除(43万円)を引いた額に各区分の所得割率を掛けます。
- 均等割:加入者1人ごとに均等割額が加算されます。
- 平等割:1世帯ごとに平等割額が加算されます。
例:40歳未満の4人家族(所得合計300万円)の場合
・医療分所得割:
(300万円-43万円)×7.23%=約185,991円
・医療分均等割:29,600円×4人=118,400円
・医療分平等割:30,540円
(支援分も同様に計算)
※介護分は40~64歳の方のみ対象です。
保険料の上限額
岡崎市では、各区分ごとに年間保険料の上限額が設定されています。
高所得世帯でも、下記の金額を超えて保険料が課されることはありません。
- 医療分:660,000円
- 支援分:260,000円
- 介護分:170,000円(40~64歳のみ)
軽減・減免制度
岡崎市では、生活状況や所得に応じて保険料の軽減・減免制度が充実しています。
特に子育て世帯や所得減少世帯への支援が手厚いのが特徴です。
主な軽減・減免内容
- 未就学児の均等割2分の1軽減:未就学児(6歳未満)の均等割が半額に。
- 産前産後期間の均等割軽減:出産予定日または出産日を含む前後各3か月間、均等割が軽減。
- 離職者軽減:倒産・解雇・雇止め等で離職した方は、所得割が軽減。
- 7つの減免理由による減免制度:
- 長期療養
- 障がい
- 所得減少
- 災害
- 刑事施設収容
- その他特別な事情
- 保険料の1/2軽減(該当者)
詳細な条件や申請方法は、岡崎市公式サイトや窓口でご確認ください。
岡崎市独自の特徴・特典
- 平等割制度:医療分30,540円、支援分10,650円、介護分7,730円が世帯単位で課されます。
- 子育て支援が充実:未就学児の均等割2分の1軽減、産前産後期間の軽減など、子育て世帯に優しい制度。
- 保険料試算エクセルの提供:自分の保険料を簡単に試算できるエクセルファイルを市公式サイトでダウンロード可能。
- 詳細な減免制度:7つの減免理由に対応し、生活状況に応じた柔軟な支援。
申請方法・窓口情報
保険料の軽減・減免や各種手続きは、岡崎市役所の国民健康保険担当窓口で受け付けています。
必要書類や申請時期など、事前にご確認のうえご来庁ください。
- 窓口:岡崎市役所 保険年金課(国民健康保険担当)
- 住所:岡崎市十王町2丁目9番地
- 電話:0564-23-6000(代表)
- 受付時間:平日8:30~17:15
- 公式サイト:岡崎市公式ホームページ
よくある質問(FAQ)
- Q. 保険料はどのように納付しますか?
- A. 納付書、口座振替、コンビニ払い、スマホ決済などが利用できます。
- Q. 軽減や減免の申請はいつまでに必要ですか?
- A. 原則として該当事由が発生した日から14日以内に申請してください。詳細は窓口でご確認ください。
- Q. 産前産後の軽減はどうやって受けられますか?
- A. 出産予定日や出産日が分かる書類(母子手帳など)を持参のうえ、窓口で申請してください。
- Q. 保険料の試算は自分でできますか?
- A. 岡崎市公式サイトで保険料試算エクセルがダウンロードできます。ご自身の所得や家族構成を入力してご利用ください。
まとめ
岡崎市の国民健康保険は、平等割制度や子育て支援、詳細な減免制度など、住民の多様なニーズに応える仕組みが整っています。
保険料の計算方法や軽減・減免制度を活用し、無理のない納付計画を立てましょう。
ご不明な点は、岡崎市役所の保険年金課までお気軽にご相談ください。