富山県 高岡市の国民健康保険|保険料・減免・申請窓口まとめ

高岡市の国民健康保険(国保)ガイド|2024年度最新版

1. 高岡市の特徴と国民健康保険の概要

富山県高岡市は、県内第2位の人口を持つ中核市です。高岡市の国民健康保険(国保)は、会社の健康保険や共済組合などに加入していない方や自営業者、退職者などが対象となります。高岡市では「国民健康保険税」として運営されており、保険料制度ではなく税制度を採用している点が特徴です。
毎年6月下旬に税率が決定され、所得割・均等割・平等割の3つの要素で保険税が計算されます。令和7年度からは賦課限度額が引き上げられる予定です。

2. 保険税の計算方法

高岡市の国民健康保険税は、所得割・均等割・平等割の3つの要素で構成されています。基礎控除43万円が適用され、所得が43万円未満の場合は所得割が0円となる特例もあります。

高岡市国民健康保険税の内訳(2024年度)
区分所得割率均等割額(1人あたり)平等割額(1世帯あたり)上限額
医療分7.2%24,500円23,500円660,000円
(令和7年度より660,000円)
支援分(後期高齢者支援金分)2.2%8,000円8,000円260,000円
(令和7年度より260,000円)
介護分(40~64歳)2.1%9,500円7,500円170,000円

計算例:
所得(前年の総所得金額-基礎控除43万円)が430,000円以上の場合、
保険税=(所得割率×所得)+(均等割額×加入人数)+平等割額
となります。
所得が430,000円未満の場合は、所得割が0円となります。

3. 上限額の設定

各区分ごとに年間の上限額が設定されています。令和7年度(2025年度)からは、医療分・支援分の上限額が引き上げられます。

  • 医療分:660,000円(2025年度より引き上げ)
  • 支援分:260,000円(2025年度より引き上げ)
  • 介護分:170,000円

上限額を超える場合は、それぞれの上限額までの納付となります。

4. 軽減・減免制度

高岡市では、所得に応じた軽減・減免制度が用意されています。特に、所得が430,000円未満の世帯は所得割が0円となる特例があります。
また、年度途中での加入・脱退の場合は、月割で計算されるため、無駄な負担がありません。

  • 所得が一定基準以下の場合、均等割・平等割も軽減対象となります。
  • 災害や失業など特別な事情がある場合は、申請により減免が受けられます。
  • 令和7年度から軽減・減額制度の見直しが予定されています。

5. 高岡市独自の特徴・特典

  • 保険税制度:「保険料」ではなく「保険税」として運営。
  • 平等割制度:世帯ごとに医療分23,500円、支援分8,000円、介護分7,500円が課税。
  • 基礎控除43万円:全世帯に適用。
  • 所得430,000円未満の所得割0円制度:低所得世帯に大きなメリット。
  • 月割計算制度:年度途中の加入・脱退も安心。
  • 税率は毎年見直し:最新の税率は市公式サイトや広報で確認可能。

6. 申請方法・窓口情報

国民健康保険への加入・脱退、各種軽減・減免の申請は、高岡市役所 保険年金課で受け付けています。
必要書類や手続きの詳細は、市公式サイトや窓口でご確認ください。

  • 窓口:高岡市役所 本庁舎1階 保険年金課
  • 電話:0766-20-1234(代表)
  • 受付時間:平日8:30~17:15
  • 公式サイト:高岡市公式ホームページ

7. よくある質問

  • Q. 会社の健康保険をやめたら、すぐに国保に加入しなければなりませんか?
    A. 会社の健康保険をやめた日から14日以内に、国保への加入手続きを行ってください。
  • Q. 所得が430,000円未満の場合、本当に所得割は0円ですか?
    A. はい、基礎控除後の所得が430,000円未満の場合、所得割は0円となります。
  • Q. 年度途中で加入・脱退した場合の保険税は?
    A. 加入・脱退した月数に応じて、月割で計算されます。
  • Q. 介護分は誰が対象ですか?
    A. 40歳から64歳までの方が対象です。
  • Q. 軽減や減免の申請はどうすればいいですか?
    A. 必要書類を揃えて、保険年金課窓口で申請してください。

8. まとめ

高岡市の国民健康保険税は、所得や世帯構成に応じて計算され、所得430,000円未満の世帯には大きな軽減措置が設けられています。毎年税率や上限額が見直されるため、最新情報は市の公式サイトや広報でご確認ください。
加入・脱退や軽減申請など、分からないことがあれば、気軽に高岡市役所 保険年金課へご相談ください。

高岡市で安心して暮らすために、国民健康保険の制度をしっかり理解し、適切な手続きを行いましょう。