2025年12月2日以降、現在の健康保険証が廃止される予定です。この大きな変化を、国民の皆さんはどのように受け止めているのでしょうか?
デジタルマーケティングを手がける株式会社バリューファーストが運営する「みんなの声研究Lab」では、20代以上の男女400名を対象に「健康保険証の廃止」に関するアンケート調査を実施しました。この調査から、健康保険証の廃止に対する国民の意識や、マイナ保険証の利用状況、そして多くの人が抱える懸念が明らかになりました。
調査の概要
今回のアンケート調査は、以下の要領で行われました。
調査期間: 2025年11月6日~2025年11月20日
調査対象: クラウドワークスに登録している20代以上の男女
有効回答数: 400件
調査方法: クラウドワークスによるインターネット調査
健康保険証廃止の認知度は8割以上
「2025年12月2日以降、健康保険証が廃止されることを知っていますか?」という質問に対し、回答者の85.75%が「知っている」と答えました。多くの人が、この制度変更について認識していることが分かります。

なお、現行の健康保険証は、令和7年(2025年)12月2日以降は使用できなくなります。使用できなくなった健康保険証は、ご自身で廃棄する必要があります。
「健康保険証は残すべき」という声が多数
健康保険証の廃止について尋ねたところ、回答者222名が「健康保険証は残すべき」と回答し、最も多い意見となりました。これは全体の55.5%を占めます。

一方で、健康保険証の廃止に「賛成」と回答した方は125名で、全体の約3割にとどまっています。多くの国民が、健康保険証の存続を望んでいることがうかがえます。
健康保険証を「残すべき」と考える理由や、「廃止に賛成」と考える理由については、「みんなの声研究Lab」で詳しく紹介されています。
廃止で最も心配なのは「個人情報の流出・セキュリティ面」
「健康保険証が廃止されることで、心配なことはありますか?」という質問に対し、最も多かった回答は「個人情報の流出・セキュリティ面(41名)」でした。デリケートな個人情報が扱われるだけに、この点に不安を感じる人が多いようです。

一方で、回答者の約半数が「特になし」と答えており、マイナ保険証への移行に抵抗がない人も一定数いることが分かります。しかし、セキュリティ面の問題が解消されない限り、デジタル化に慎重な層の不安は残り続け、マイナ保険証への一本化がスムーズに進まない可能性もあるでしょう。
マイナ保険証の利用率は半数以下
マイナ保険証を利用したことがあるかを尋ねたところ、「利用したことがある」と回答した方は45.75%と、半数以下の結果となりました。
また、「マイナンバーカードは持っているが、保険証として利用したことはない」と回答した方が39.00%もいることから、マイナンバーカードを持っていても、保険証としての利用がまだ十分に浸透していない現状が見て取れます。
実際にマイナ保険証を利用した感想
では、実際にマイナ保険証を利用した方は、どんな感想を持っているのでしょうか?いくつかの声をご紹介します。

「歯科医院で使用しましたが、通常の事務手続きに比べて割引があったのでお得感がありました。」(50代)
「マイナ保険証を使おうとして読み取りできないことがあって焦りました。」(30代)
「高額療養に該当する際に、窓口で対応出来るため楽。今までは診察券と保険証を出せば済んでいたけど、自分で機械操作するのは少し手間。特に子ども連れの場合。」(40代)
「顔認証での受付がスムーズで待ち時間が短くなった気がする。問診票の記入も省略できて楽だった。」(20代以下)
スムーズさを感じる声がある一方で、読み取りトラブルや操作の手間を感じる声も聞かれ、利便性にはまだ改善の余地があることが分かります。
まとめ
今回の調査では、健康保険証の廃止に対する国民の複雑な感情と、マイナ保険証の現状が浮き彫りになりました。
現行の健康保険証は、令和6年(2024年)12月2日から発行が終了し、令和7年(2025年)12月1日には利用も完全に終了します。
政府は、国民の懸念や心配を考慮した上で、制度に関する周知をさらに進める必要があるでしょう。しかし、マイナンバーカードが任意であることや、システムエラーが多いといった課題は依然として残されています。今後の政府の対応と制度の動向には、引き続き注目していく必要がありそうです。
本プレスリリースの出典元はこちらです。
https://valuefirst.co.jp/koe-lab/mainahokenshou/