国保の加入者は、主に
- その市区町村に住んでいる方で、
- 職場の健康保険に加入していない方、生活保護を受けていない方で、
- 国民健康保険組合に加入していない方
これらの全てに該当する方が加入者となり、住んでいる市区町村の国民健康保険に加入します。
なお、加入意思の有無にかかわらず、これらの要件を満たす方は国民健康保険に加入することとされています。
一般には、職場の健康保険などに加入している人・生活保護を受けている人以外は、全ての人が国保に加入します。
例えば、以下のような人が国保に加入します。
- お店を経営している人、農業・漁業などに携わっている人とその家族
- パート・アルバイトなどで職場の健康保険に加入していない人
- 退職などにより、職場の健康保険をやめた人とその家族
- 外国人登録を行っていて、日本に1年以上滞在する人
加入は世帯ごと
国保では、大人や子どもの区別なく、一人ひとりが被保険者ですが、加入は世帯ごとで行います。その届出は、世帯主が行います。
国民健康保険組合とは
国民健康保険と似たものに、国民健康保険組合(国保組合)というものがあります。これも国保の一種なのですが、こちらは医師・歯科医・弁護士・美容師・大工・芸能に従事する人などが、知事の許可を得て同業者間で都道府県ごとに設立した医療保険のことです。
その歴史は古く、全ての人が保険に加入するという皆保険制度の実施以前からあるものです。
一般の国保では市区町村が保険者となりますが、国保組合は組合が保険者となります。
平成15年度のデータでは、166組合、約404万人の被保険者がいるとされています。
1世帯あたりの 平均保険料額(年額)
区分 | 平成13年度 | 平成14年度 |
国保組合 | 268,276円 | 267,782円 |
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市町村国保 | 156,267円 | 154,966円 |